「独立」が中からも外からも現実化してきた。押し出される感覚もあるし後押しされてる感覚もある。所属してるのに所属してる意味をなさない事象が起きている。潮目が変わるときってこんな感じなんかも。不思議やけど面白い。行動を続けると現実がどんどん変わっていく。流れに任せてみる。

対立した意見が出たときに少し前までは謝っていたが、自分に非がないときは相手が不満そうでも謝らなくなった。それは相手の問題であって自分の問題ではないと氣づいたから。後、相手の一方的な考えや価値観のもとで批判されたときも間に受けないようになった。偏った見方からの意見は鵜呑みにしない。

明日から学校に行けないと感じたとき恐怖に押し潰された。真っ暗闇に迷い込んだ感覚。底無し沼みたいでもがけばもがくほど深みにはまっていった。焦れば焦るほど体力は消耗していき、まともに息すらできなくなっていた。朝家族が出払った後の数時間が当時唯一生きた心地のするひとときだった。

心のパレットにたくさんの色を出していくと同時に自分の選択基準を培っていくことが大事。選択肢が増えれば増えるほど人は迷う。だからこそ自分の感性や直感に耳を傾けて選択していく。そうすることができれば現代の情報社会も渡り歩いていける。大丈夫。学校行かないという勇氣ある選択ができたから。

教わる相手は教師ではなく、その道のプロから直接學ぶ。農業や料理の腕前というよりはしごとへの向き合い方、取り組み方、もっといえば生き方、あり方。しごとに日々真剣に向き合う大人の姿に触れることが何よりの教材だと思うから。僕の役割はそんな大人に彼らをお繋ぎすること。それに氣づけた。

YBL(やりたいことBased Larning) やりたいことをベースに學んでいく。実現するために必要なものを自分たちで考えながら集めていき実現していく。その道中も楽しみながら結果的に色んなことが學べる。達成感を味わった後は次のやりたいに向けて活動していく。PBLからYBLへ。

言葉によって救われた。だから言葉によって支えになりたいと思った。言葉に説得力を持たせるために行動も必要やなと思った。守るためには護衛も釘を指すことも大事。前に出たときに加勢することが必要なこともある。多少やり方を間違えてたとしても全力でサポートする覚悟が時には必要。

勉強も野球も何もできなくていい。ただあんたが生きてくれてるだけで良くてそれ以上何も求めないって。こんなに嬉しくて救われた言葉はない。今ここにいてくれるだけでいい。何者かになろうとし続けてきた自分にあんたのままでいいって言ってくれたお姉ちゃんは紛れもない命の恩人。

突破口や解決策は明確で学校に戻ればいい。 でも戻りたくないし戻れないからややこしい。どうすればいいねんって。欠席日数のタイムリミットも近づいてくる。焦っても焦っても答えは出ない。八方塞がりでの姉の言葉。家族は何があってもあんたの味方。ほんまに救われた。他に何もいらなかった。

毎日生きた心地がしなくて食べたものの味も感情の起伏もなくなっていた。感情の起伏があるときはまだマシやった。何を見聞きしても心が動かなくってきてさすがにこれはやばいと思った。無理矢理心を動かすために泣いたり怒るようにしたことも。生きてるだけで迷惑やって自分を責めた。苦しかったな。

学校に行ってても行ってなくてもその人の価値は変わらない。持って生まれた能力を使って自分も他者も満たすようにしていく。そうすることで居場所ができ、仲間にも恵まれ、家族を持つことにもなる。何者になる必要もない。あなたは生まれたときから大切な存在なんだ。それだけを胸に生きていくだけ。

逆走してると止まると流されるから必死にもがき続ける。でも疲れて力を抜いたら加速していくことを知る。その繰り返し。何回も何回も頭を打ってようやく氣づく。そんな回り道が人生においてはほんまに大事なんやと氣づかされる。そのときは必死やから氣づけないんやけど。限界までやるから分かる。