【脱無職】一年七ヶ月ぶりに社会復帰しました

私ごとですが、約一年七ヶ月ぶりに社会復帰し、無職から抜け出せました。
三月の下旬ごろに初出勤し、早くnoteを書かねばと思っているうちに、一ヶ月以上経過してしまいました笑
以下、仕事などについての詳細を書いていきます。



・どんな仕事に就いたのか?

私が新しく就いた仕事は、「セルフガソリンスタンドの夜間給油監視員」です。
仕事内容は、「店外・店内・トイレの清掃」や、「来客・電話対応」など、細かな仕事が様々ありますが、
一番のメインは、「セルフでガソリンを給油するお客様をモニター越しに監視し、異常がなければ給油許可ボタンを押す」仕事です。

ここで言う「異常」とは、タバコを吸いながらの給油や、エンジンを止めずに給油するなど、事件や事故につながりそうな行為を指します。
他にも、不審な行為なども指します。
タバコを吸っている方は今のところ運良くいませんが、エンジンを止めずに給油しようとしている方はそこそこいたので声をかけさせていただきました。
めったにありませんが爆発が起きる危険性があるので、ちゃんとエンジン止めてほしいなあと思います。

また、この仕事で絶対にやってはいけないことがあり、それは、携行缶への給油を許可してしまうことです。
京アニの放火事件が起こったことで法律が変わり、携行缶への給油は日中に従業員が付き添わなければ給油できなくなりました。
つまり、夜間はいかなる理由があっても携行缶への給油は出来ません。
なので、携行缶への給油を許可してしまうと「ヤバい」です。

これまでに2回、携行缶へ給油しようとした方がいたので、事情を説明し納得していただきました。
きちんと話を聞いてくださって良かったのですが、今後、逆ギレしたり、車のドアで死角を作り携行缶に給油するような人と当たった時に対応できるように、経験を積んでいきたいと思っています。
(出来れば一度も当たりたくない)


・仕事内容が性に合っている気がする

この仕事の特徴として、以下の2点が挙げられます。

①夜勤である
②一人勤務である

まず①ですが、私は朝早く起きるのが苦手なので、早起きせずに済むので助かっています。
以前から私は自分は夜型人間だと思っていて、社会復帰するなら夜勤がいいなと思っていました。
始めた当初は夜勤に体を合わせるのが大変でしたが、YouTubeで夜勤従事者のルーティン動画などを見て参考にさせていただき、なんとか乗り切れています。
大変なことはありますが、それ以上に「朝早く起きる」という大きな苦手から逃れられているので、それだけでもやってよかったと思っています。

そして②ですが、私は集団に属するより一人でいるほうが気が楽なので、これも助かっています。
この仕事は基本一人勤務で、他の従業員とコミュニケーションを取るのは出勤時と退勤時の引き継ぎの時くらいです。
まれにお客様とコミュニケーションを取ることはありますが、めったにないです。
始めた当初は不安でしたが、出勤退勤時のコミュニケーションをしっかり取ったり、職場の引き継ぎノート(何かあった時はそれをメモし他の従業員と共有するためのノートがある)など、仕事の参考になりそうな書類に目を通し知識にすることで、序盤の不安を乗り越えました。
何かあったときは一人で対応しなければならないなどのデメリットはありますが、それ以上に私はメリットを多く享受できていると感じているので良かったです。

この①と②がうまく組み合わさり、それが私の性に合っているなと感じる次第です。


・嬉しかった出来事があった

最近、嬉しかった出来事があったので、これも書こうかと思います。

それはある日の朝でした。
一台の車がスタンドに止まったのですが、一向に車から人が出てこないので、おかしいと思い直接車に向かって確かめました。
向かったところ、運転席に座っていたのは足に障害がある方で、車から出ることが困難で、「代わりに給油して欲しい」と頼まれました。

始めての出来事でしたが、落ち着いてお客様とコミュニケーションを取り、対応させていただきました。
たまたま他のお客様がいなかったので、時間をかけられたのも運が良かったです。

無事に給油が完了し、預かっていたクレジットカードをレシートを添えてお返しした時「ありがとうございました」とお礼を言ってくださりました。
私は、「この仕事は人と関わる機会が少ないので、人からお礼を言われることはないだろう」と思っていたので、お礼を言われた時はとても嬉しかったです。
無職引きこもりニートになってしまっても、社会に出てちゃんと働けば、人からお礼を言っていただける。
それを身をもって経験できたので、自信につながり、今後も仕事を頑張ろうと思えました。


・最後に

私は、「世界は誰かの仕事で出来ている」という某缶コーヒーのキャッチコピーが好きです。
夜は主に運転代行の方が訪れ、朝方はスーツを着た若い方や作業着のおっちゃんなど、様々な労働者が給油しに来ます。
それらの方々に給油することで、「労働者を間接的に支えているんだな」と思うと、この仕事をやって良かったなと思います。
私のような、社会のレールを踏み外し、無職引きこもりニートを経験した人間でも、仕事をすることで、キャッチコピーにある「誰か」の一員になれているのだと思うと、嬉しく思います。

仕事を始めてまだ1ヶ月ほどしか経っていませんが、今のところ、この仕事に就いて良かったと思っています。
今後も仕事に励み、人生やっていこうと思います。


※関連noteです。
この仕事がしたくて危険物乙4を取得しました。
取得して本当に良かったと思っています。


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