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北川透 大いなる眠り、禁断の父 橘しのぶ詩集『しなやかな暗殺者』覚書 ①

私の詩集『しなやかな暗殺者』に頂いた北川透さんの推薦文が、素晴らしいので、全文あげます。
長文ですので、何回かに、分けて掲載いたします。

大いなる眠り、禁断の父①

 わたしが橘さんの詩を知ったのは、中国新聞の「中国詩壇」に投稿されてくる作品を通じてだった。1週間に1回の投稿欄の選考をするようになったのは、平成5年10月だから、もう5年過ぎている。初めは必ずしもそういう印象ではなかったのだが、この欄の詩はここ数年の間に、かなりレベルアップした。どこへ出しても恥ずかしくないような、すぐれた作品にお目にかかることが多くなったのである。橘さんは、その高いレベルを作っている投稿者の1人だったが、すでに2冊の詩集をもっている人としては当然かもしれない。
 
(補足)ここでは、既に2冊となっています。当時、私が、自らの第一詩集として公表していたのは、自分でコピーしてホチキスで留めた『あなたへ』というものでした。現在は、土曜美術社から1991年に出版した『万華鏡』を,第一詩集と改めました。

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