小学校教師じゃっく

小学校教師。先生方が働きやすく、働きがいのある学校を目指し、教務主任として奮闘中。民間…

小学校教師じゃっく

小学校教師。先生方が働きやすく、働きがいのある学校を目指し、教務主任として奮闘中。民間企業での経験あり。過労による療養休暇経験あり。【学習中】カウンセリング、教育相談、コーチング 【資格】公認心理師、中学校(社会)教員免許、小学校教員免許

最近の記事

水泳指導⑧ 参加の確認

前回、時間割の変更について書きました。 今回は、参加の確認について。 水泳がある日、水泳学習カードやアプリ等で、参加の確認をします。 もし、参加の確認が取れない場合は、水泳の用意をしてきたとしても「見学」とする学校もあります。 そして、学校から家庭に連絡して確認することもしなくなっています(働き方改革の観点と、水泳学習に対する保護者の意識向上の観点から)。 これは、教職員を守るためでもあります。 水泳学習は、場合によっては命にも関わる、危険を伴う学習です。 もし

    • 水泳指導⑦ 時間割の変更

      前回、水着について書きました。 今回は、時間割の変更について。 水泳の授業は、着替えも必要ですので、1時間(45分間)では短いです。 2時間続きで実施することがほとんどで、そのために水泳学習中の特別の時間割を組みます。 できる限り複数のクラスが同時に入れるよう、体育主任と学年主任を中心に調整していきます。

      • 水泳指導⑥ 水着

        前回、バディについて書きました。 今回は、水着について。 昭和の時代の、いわゆる海パン・スクール水着はほとんどありません。 今は、男子はブリーフ型、ミドルトランクス、ロングトランクス、そして上半身にはラッシュガードと様々です。 女子は、ワンピース型、セパレート型、オールインワン型(競泳選手が着ているタイプ)、スカート付きのタイプ、そして上半身にラッシュガードとさらに様々です。 そもそも、男子とか女子とかいうくくり自体、LGBTqの観点から無くなってきていますね。

        • 水泳指導⑤ バディ

          前回、見学者について書きました。 今回は、バディについて。 水泳指導では、バディといって、子供達を2人1組のペアにして活動をします。 適宜、バディの存在を確認することで、体調不良や怪我の有無の確認をするねらいがあります。 また、互いの泳ぎを見てアドバイスし合うことで、技術の向上やコミュニケーションをとるねらいもあるのです。

        水泳指導⑧ 参加の確認

          水泳指導④ 見学者

          前回、AEDについて書きました。 今回は、見学者について。 見学者はプールサイドで見学、というのは少し前の話。 熱中症が心配されるため、現在では、校舎内で自習をすることがほとんどです。 プールサイドは照り返しにより、かなりの温度になりますからね。 もちろん、自習の時にはスクールサポーターさんなどがつき、児童のみで自習にすることはありません。

          水泳指導④ 見学者

          水泳指導③ AED

          前回、ヤゴ救出について書きました。 今回は、AEDについて。 水泳学習中は、AEDをプール管理室等の近い場所に置きます。 身体が濡れているとAEDは使えないので、乾いたタオルも一緒に置いておきます。 水泳中は何が起こるか分かりません。 教師も細心の注意を払っています。

          水泳指導② ヤゴ救出

          前回、プール清掃について書きました。 今回は、ヤゴ救出について。 プール清掃とセットで行われるのが、ヤゴ救出です。 プールの汚れた水を排水を途中で止め、中にいるヤゴを救出して育てます。 ただ、残念ながら自然な羽化ではないため、弱った状態でトンボになることが多いです。 それでも、子供達は一生懸命に世話をして、羽化するのを心待ちにしています。

          水泳指導② ヤゴ救出

          水泳指導① プール清掃

          6月に入ると水泳指導が始まります。 まずは、プール清掃があります。 子供達と教師で、ツルツル滑りながら掃除を…という光景は、最近では減ってきています。 そもそもプールの管理は教師の仕事ではありません。 学校施設の管理は、設置者(自治体)が行うものなので、本来は教師の業務ではないのです。 ということで、最近は清掃業者に頼んで行う学校も増えてきています。

          水泳指導① プール清掃

          校外学習④ バス会社

          前回、アレルギー対応について書きました。 今回は、バス会社について。 校外学習の際、バスを利用することがほとんどなので、バス会社と契約をします。 数社から見積もりをとって決定します。 以前は、学校が保護者から集金して、バス会社にまとめて支払いをしていました。 今は、学校にて極力現金を取り扱わないようにするため、保護者がバス会社へ直接振込をしています。 現金紛失や着服などのトラブルを防ぐのが目的ですが、教職員の負担軽減にもなっています。 これも、働き方改革の一つで

          校外学習④ バス会社

          校外学習③ アレルギー対応

          前回、引率者の打ち合わせついて書きました。 今回は、アレルギー対応について。 宿泊学習や修学旅行では、宿泊先での食事に細心の注意を払います。 現在は、ホテル等もアレルギー対応の献立を別に準備してくださるところも多いです。 また、遠足ではお馴染みの光景だった、おやつの交換も、今では禁止のところが多いと思います。 理由は、交換したおやつでアレルギー症状を呈する危険性があるからです。

          校外学習③ アレルギー対応

          校外学習② 引率者の打ち合わせ

          前回、事前の下見について書きました。 今回は、引率者の打ち合わせについて。 結構、細かくやります。 子供達へ配付するしおりに「教師の動き」を追加した、教師用しおりを基に打ち合わせます。 ・1日の流れ ・トイレ休憩時に誰がどの位置に立つか ・見学施設での担当場所の確認 ・配慮を要する児童が所属する班の確認 ・緊急時の対応 宿泊を伴う場合は、さらに細かくなります。 ・アレルギーや、入浴・就寝等で配慮を要する児童 ・薬を服用する児童の見守り担当 病気や怪我などの場合に

          校外学習② 引率者の打ち合わせ

          校外学習① 事前の下見

          この時期、校外学習(いわゆる遠足)を実施する学校も多いです。 先生方は事前に下見に行きます。 現地で確認したり実施したりすることは ・トイレの場所や個数 ・休憩場所 ・危険な箇所や避難経路 ・見学すべきポイントや見学ルート ・スタッフとの打ち合わせ などがあります。 当日、子供達は「先生達、この場所のことよく分かってるな〜」と思うかもしれませんが、下見に行っているので当然なのです。

          校外学習① 事前の下見

          帽子の役割

          暑くなってきました。 子供達は登下校時に帽子を被っています。 帽子を着用する理由は2つです。 1つめは、車の運転手から目立つようにするため。 黄色い帽子や、紅白帽の白色を外側にして被ります。 2つめは、頭を守るため。 特に低学年の児童は、まだまだ身体に対して頭が大きいため、転ぶと頭や顔を打ちやすいのです。

          運動会④ 現在の運動会

          前回、係について書きました。 今回は、現在の運動会ついて。 そもそも、法的には運動会を実施する義務はないんです。 ということで、働き方改革が進められている今日、運動会を廃止したり縮小したりする学校が出てきています。 以前は、土曜日実施が当たり前でしたが、平日に実施したり、午前中で終わるということもあります。 時代の流れですね。

          運動会④ 現在の運動会

          運動会③ 係

          前回、ルールについて書きました。 今回は、係について。 運動会では、競技者としてだけでなく、それを運営する係も大切な役割です。 準備係…競技の準備・片付け 出発係…スタートの合図 決勝審判…順位ごとに児童を整列させる 召集係…競技開始前の集合の呼びかけ 救護係…体調不良者の対応補助 運動が苦手な児童は、これらの係で活躍することもできます。 そして、競技をする側から、競技を運営する側としての経験も大切なのですね。

          運動会② ルール

          前回、競技内容について書きました。 今回は、ルールについて。 例えば、「運動が苦手な子でも楽しめるルールにするには?」というねらいで実行委員会で話し合います。 結構、いいルールが生まれます。 「徒競走や障害走など、何種類かの種目を用意し、1人につき1種目のみの参加にする」 「全員リレーで、人によって走る距離を変える(合計距離は揃える)」 「速さの勝負でなく、動きをぴたりと合わせる勝負などのチームワークの競技」 そして、子供達が全責任を負わないよう、最終的には教師