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【アナログ絵制作17】変わらない色

アイシャドウやリップってめちゃくちゃ種類ありますよね
いろんな肌色に合わせたパレットがあって、かわいくてつい見てしまいます。化粧の機会を減らしているものの、見てると楽しくなります

ギリギリでなけなしの女子力

日本画制作撮って出し投稿、17です。

【これまでのアナログ絵 制作記】
[イメージをふくらませる/想像]
その①初回:アイデア・ネタ出し、テーマ決め
その②資料を探して三千里以下

[ラフや下絵をつくる]
その③よし、一発だ
その④もくもく下絵をつくります
その⑤デジタルの恩恵
その⑥勢い・見切り・鮮度

[紙の準備をする]
その⑦アレしてる間にコレ
その⑧宇宙と一体化する

[下絵を本番の紙に写す]
その⑨じりじりチクチク
その⑩下絵続きwith手間賃とやら
その⑪かみにやさしく

[墨を入れる]
その⑫線、線、面!
その⑬墨と紙

[絵具をのせる準備をする]
その⑭手ごね白玉

[水干絵具、入筆]
その⑮まわれ、ホール
その⑯凝らない肩が欲しい (前回)

引き続き水干絵具です
基本的に日本画は背景(バックの色)を先に置いていきます

古典的日本画ですと、背景がほぼ単色です
わたしは最初にいろんな色を置いて、最後に膜を張るように背景単色を引いてます
モチーフまでの道のり ながい

ざっくり色が置かれたあたりから絵全体の色の系統が決まってきます
今回だと青っぽい・黄色っぽいとかです。

お化粧やパーソナルカラーでイエローベース・ブルーベースのパレットに違いがあるように、使う色もなんとなく青、なんとなく黄色で絵皿が分かれてきます


本日の絵皿

……
青と黄色つったのに緑が多いですね。
なんてこった。

今日は全画面お見せしてるものを進めなかったので、かわりに同時制作の部分をアップしますね

たまに登場してた自販機
チーム青ですね


緑っぽいけど黄色チームに区分。原寸A4です


紙が凹凸あるものです。実寸はハガキくらい


墨の濃淡+先に載せた絵皿の色で混色・重色。グレーは使っていません。



昔は顔料の鮮やかさに惹かれていましたが、いまは最終的にシンプルな仕上がりになるのを求めています。鮮やかな色も使うけどあくまでニュアンス程度のような、落ち着いた色合いの表現にしたいです。

色が目に飛び込んでくるんじゃなくて、見る人の傍に寄り添える感じです。


今日進めていて、すごい昔によく選んでた色に似てるなあと思いました。昔って高三あたりです。

で、それは退化なのかなと一瞬考えたんですけど、あんまりしっくりこなかったです。

誰しも変わることと変わらないことがあって、どちらも良し悪しがあると思います。わたしは、描きたいもの、目に映るものは徐々に変わっていきました。色は、あまり変わらなかったというか、立ち戻ったような感覚があります。

昔を繰り返すとか冒険してないとも違ってて、すごく奥の、根幹にある自分の固有色がそこにある感じ……

仮に「今の絵だと色の冒険が足りないので原色の赤を使いましょう」ってなっても、それは変化じゃなくてこころに無理を強いただけになると思います。もちろん屁理屈かな?って葛藤もあります。

でも、人はゆるやかに変化するけど変わらないものもあって、変わらなくても芯にしっくりくるものは、その人にとってなにか大事なもののような気がします。


書き出してみて、あ、これはまだ言葉にできないんだなと実感しました。
うまく伝えられず申し訳ないです。

今日はここまで!
明日か明後日は心身整頓日の予定です。

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