【アナログ絵制作14】手ごね白玉
日本画制作の撮って出し投稿です。
午前中は前日の続き、墨入れをしてました
今日は胡粉作業なので前夜に膠をふやかしてます。
膠(にかわ)というのは顔料を和紙に定着させる接着剤の役です。ないとやっていけません
膠ってこんな
湯せんは熱燗つくるやつが便利です。量もワンカップ容器で測りやすいです
膠もできたので胡粉作業
胡粉(ごふん)は日本画の白顔料です
いるもの
あると便利:汚れてもいい服、どうなってもいい安筆
胡粉のつくりかた
↓
★少しずつ=2~3滴
まるで滴水刑のようですね。
↓
写真はちょっと固めなので1滴ずつ膠を入れて微調整します。
※ここまで約30分かかっています
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(白玉から溶きあがるまで約10分)
溶きあがったら刷毛で画面全体に引きます。
画面に胡粉を引く目的は2つ
①絵具の発色をよくする
②ドーサを安定させる
②はなんだっけな
胡粉の原料が貝殻で、貝殻の炭酸カルシウムでドーサの酸性を中和させるとかそんなだったと思います
制作に戻り
×枚数 引きます
胡粉を引いて乾かしている間に別の制作を走らせます。
乾燥中にやるのは制作でなくてもいいんですが、時間をうまく使えるようにがんばるのです…!
ほんとは丸一日乾かせるとベストです
今日はヒーターの上に乗せて時短
あれ?肉眼だと胡粉ビフォーアフターの違いがはっきりわかるのに写真だと昨日と同じに見えますね。おしゃしん むずい
完全に乾いたら必要に応じてもう1~2回胡粉を引き、胡粉作業はおしまいです
さてお気づきだと思いますが、ここまでで、絵具で色を塗る作業はひとつもありません。
⑦から始まり紙の準備とパネル等で丸2日、ほか墨入れ、胡粉引きなど、「色が塗られる状態」にするまでにいろんな準備があります。
面倒です。
それもまた、制作です。
今日はここまで!
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