自分のハンドルは自分で握れ
たまには語りたい
子供が戦隊モノにはまっている。
いま放送中の爆上戦隊ブンブンジャーを毎週見ている。
いままでの人生で全く触れてこなかった世界なのだが、付き合わされて見てみたらけっこう面白い。
今回はブンピンクこと 志布戸 未来(しふと みら)ちゃんを語りたい。
彼女は第一話から登場し、ブンブンジャーに加入した。
なんというか応援したくなる魅力がある。
そう感じたのは、彼女の決めた生き方に感情移入したからだと思う。
あらすじ
加入までのあらすじとしてはこんな感じだ。
未来ちゃんは第一話で、ヤクザとムリヤリ結婚させられそうになっていたところを、運び屋である主人公に連れ去られた。
主人公に依頼していたのは未来ちゃんの彼氏であり、彼の依頼により主人公は彼女を空港に運んでいく。
空港では、未来ちゃんに着いてきてほしいと思っている彼氏が待っている。
その道中、悪者と遭遇し祖母の形見であるウエディングドレスが魔物に変えられてしまう。
空港へと運ばれていく車中で、彼女は自分もブンブンジャーとして戦うことを決める。
「自分のハンドルは自分で握る!」
私が好きなのは、彼女がここで自分の生き方を決めるシーン。
急に教会から連れ出され、空港に運ばれていく道中。
自分の意思など関係なく、誰かの所有物のような扱い。
提示されている選択肢は
「ムリヤリ結婚させられる花嫁」
もしくは
「遠くに行ってしまう彼氏に着いていく彼女」
の二択。
彼女は、その2つ以外の新たな選択として
自分もブンブンジャーとなって戦うという道を選んだ。
このときの「自分のハンドルは自分で握る!」というセリフ。これがすごく印象的だった。
彼女を素直に応援したいと思った。
私もこの考え方で生きてきたから。
自分の人生のハンドルを誰かに握られている、つまり他人に依存している人生に意味はない。
あなたの人生はあなたのものだ。誰かに強制されることはないから好きに生きていい。
二択に見えるような状況でもそれ以外の道はいくらでもある。
この「自分のハンドルは~」のワードは、いままでの話を見ている限り、未来ちゃんの、というかこのシリーズのキーワードになっていると思う。
仲間になるキャラクター達は皆、自分が何をしたいのかはっきりしていて目的が明確である。作品全体にそういうメッセージが込められている。(気がする)
今後の楽しみ
上の二択以外にも彼女には道がたくさんあったと思う。
なぜ無数有る道の中から彼女が戦うことを選んだのか。
どちらの選択肢も選ばず、つまり誰の所有物にもならずどこかに逃げて一人の人間として生きていくこともできたはずだ。
第一話で、彼女は祖母の形見であるウエディングドレスを取り返すという動機で戦ったのだが、それを取り返した時点で目的は達成できたのだ。
そこをあえてそのまま戦い続けていくという選択に至った理由はまだ描かれていない。彼女の判断基準というかバックボーンをもっと掘り下げていってほしいなと思っている。
成熟してそうなメンバーの中で一番伸び代がありそうな彼女。
私にとっては彼女こそ主人公だ。
今後の成長が描かれるのを楽しみにしている。
書いてみたら熱がこもってしまった、もしかしたら自分の子供よりハマっているのかもしれない。
ちなみに"人生のハンドルは自分で握る"みたいな表現はネットで検索してみるといくつかヒットするのだけれど、初出が気になる表現である
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