Topic Stealer (話題泥棒)
英語で言う必要は無いのだけど、ちょっと角が立ちやすい題材というか、悪口に近いのでマイルドになるかなと思ってふざけ半分で適当な英単語に置き換えてみた。悪口なのに英語にすれば Sounds cool みたいなところあるよね。無いか。
Topic Stealer ってのはこういうやつね。いや、今ワイのターンやんけ、何お前しゃべっとんねん、みたいなね。
これ、自分は全くやってないかというとそうでもないかもしれないな、と最近省みることがありまして。じゃあなぜそのような事象が発生してしまうのかということを考えてみた。
あえてやってるパターン
もともと余り興味のない相手と話しているときにやってしまいがちなのかなと。だから僕の場合は割と意図的に自らすすんで「やな感じの男」になってる節がある。だから相手が同じような態度をすると「ああ、自分にあんまり興味無いんだろな」と受け取ることが多い。この場合はお互いに割り切るしかない。
純粋に話がつまらないパターン
言葉を選ばずに言ってしまうと「話が長い割につまらない人」っているよね、悪気は無いんだろうけど。その場にいる誰もが「オチ見えてるのに話なげえなあ・・・」とうんざり気味になっているときに、あえて空気を変えるためにカットインする。これはむしろその人もそうだし、周りにいる人にとってもそうだけど、助け舟を出しているイメージだ。このムーブは評価に値する、ってやかましいわ。
意図せずやってしまうパターン
これは話相手に興味が無いというよりは、話として取り上げられたトピックが自分にとって魅力があり過ぎる、語りたいことが多すぎる、持っている知見が深い分野のときに起こりがちだ。僕の場合、具体的に言えばヨーロッパ映画とかブルースとかダイエットとか。それでも僕はなるべく相手のターンが終わるのを待ってから話すように心がけているつもりだ。若い頃は全く心がけてなかったので「You are a fxxkin' topic stealer(このクソ話題泥棒野郎め)」と思われたことも多々あったのだろうと反省している。
それ以外のパターン
3つのパターンを紹介したけれど、どれにも当てはまらない、つまり「興味のある相手」で「話が長い」というわけでもなく、取り立てて「語りたいことが多い」わけでもないのに話題泥棒をしてしまっているなら、それは単純に「我が強すぎる」「聞く力が無い」というだけのことだ。改める必要がある。
「今目の前にいる対話相手に対して興味があるなら、その相手が興味を持っている対象についても同じように興味を持つことができるはず」
というような考え方がアドラー心理学でも示されていた記憶があるけど、これは本当にその通りだと思う。僕は全くヨガに興味が無いけど、もしあなたが興味があるのなら「なぜあなたはヨガが好きなのか」という点において興味を持つことができる。そこに接点が生まれる。
興味や関心、好奇心を常に絶やさないことが人とのコミュニケーションのポテンシャルを広げ、更には自身の人生を豊かにしていくのだろうと僕は考えている。「~しか見ない」「~しか聞かない」というスタンスは本人にとっては崇高な理念なのかもしれないけれどシンプルに選択肢を狭めてるだけかもしれないよ。
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