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国分寺 - 殿ケ谷戸庭園

(※写真16枚)

たぶん初訪問の街、国分寺。なぜここに来たのかというと特に深い意味はない。無理やりこじつけると、学生時代に読んだ椎名誠の「さらば国分寺書店のオババ」が久しぶりに読みたくなって、先日 Kindle Unlimited で読み直した。この頃の椎名誠のエッセイ、今読んでも面白いなあ。

で、「国分寺ってどんな雰囲気の街なんだろう」ということは少しだけ気にはなっていた。

しかし国分寺なんて何があるか分からないし、僕のホームタウンからはまあまあ離れているので「何かそっち方面に用事が出来たら」とは思っていた。

で、「そっち方面に用事ができた」から、この街に何があるのか下調べもせずにやってきた次第。

件の国分寺書店は随分昔になくなっているということは知っていた。あと、この辺で村上春樹が喫茶店?か何かを営んでいたらしいのだけど、村上春樹にはそれほど深い思い入れはないので、要するに今となっては特にこれといった見所は何もない街なのかもしれないな、と思いつつ、でも椎名誠のエッセイの空気感を感じてみたくて勢いで足を運んだ。まあ、何も無かったとしても、知らない街を歩くのは好きだし。

で、駅前をブラブラして見つけたのがこの庭園。ほー、有料の庭園か、ちょっと覗いてみようか、とふらりと中に入ってみた。

季節が良くなかったのかもしれないけど、特にこれといって見所はない。でも嫌いじゃない。縦に奥行きのある構造でスペーシーな味わいがある。何より静かで人が少ない。こういう空間でダラダラと写真を撮るのも悪くない。

少しだけ、写真の現像のアプローチを変えてみた。

もうすぐ春ですね。ちょっと気取ってみますか。


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