先月、ALSで8年間の入院生活の末亡くなった知人の話を書きましたが、今、パソコンのデスクトップを見ていると、彼に宛てた手紙(暑中お見舞い)のデータがありました。データの日付は一昨年の8月2日(のなぜか午前3時52分。)。手で書くことをサボってパソコンで打った訳ではなく、彼が読みやすい字をと思ってパソコンを使って大きな文字で書いた模様。実家の父親を見舞う前に彼のいる病院に寄り、たぶん受付で渡したのだろうと思います(コロナで面会が出来なかったから。)。
私は、そこに、自分が「家族」と離れて住まなければなくなった経緯を書いていました。
たぶん直接会うことのできなかったこの「お見舞い」が、彼に連絡を取った最後になったのではないかと思います。