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47㎝。

そうそう。今日は仏壇に手を合わせ、亡父とこの思い出について話をした。

たぶん私が小4のとき。5月3日に小浜(福井県)の筏(いかだ)にチヌ(黒鯛)釣りに連れて行ってもらい、私がビギナーズラックで47㎝のチヌを釣ったのだ。長年通っていた父も釣ったことの無いサイズ。釣り上げたとき、興奮で膝が震えたのを今も覚えている。
釣具屋さんで魚拓を取ってもらい、お店の壁に貼ってもらった。翌日のスポーツ新聞に載ったのを、父が買ってきて見せてくれた。
チヌは、父が捌(さば)いて刺身で食べたような記憶だが、そこはちょっと曖昧。ただ、いわゆる「乗っ込み」の季節で、腹に卵をたくさん抱えていたことは覚えている。

うちの息子とは、彼が小6になってから会っていない。でも、彼も幾つかは私との思い出を記憶に留めているかもしれない。