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みんながせわしい時期


毎週火曜日の
集落支援員移動事務所は
西宇公民館の日

「今日は、みんな茶摘みやらで忙しいて、やんだおらんわだぁ。」


今日は
とっても天気のいい晴れの日

木頭では当たり前に行われている
釜炒り茶づくりは
茶の葉の新芽を摘んで
大きな釜で炒って揉んで干して
できあがるお茶

わぁんくで飲む
一年分のお茶を
わぁんくでこっさえるのが
昔からの木頭の当たり前

「茶の芽がええ感じのぉ。どこの家も、茶ぁ摘んといかんのぉっていいよるのぉ。」

体操前の
今日のお話は
茶摘みの話で大盛り上がり!

「昔は、じょうにこっさえよったけんどのぉ。もう歳とってしもうて、揉めんもんだぁ。あれっちゃ力いるけんのぉ。」

高齢になると
どんどんちょ作業が難しくなるそうで
高齢者だけで住んでいる方は
毎年恒例の釜炒り茶づくりが
だんだんとできなくなっていくんだそう

「摘むんは、じっと指先だけ使って、じーっと詰めるんじゃけんどの。大きな釜で炒るんと、揉むんがもう大変よだ。」

地域おこし協力隊で活動している時
力がいる作業をよく手伝わせてもらいました
もしかしたら

『摘んできた茶葉を、私、炒ります!揉みます!』

という看板をあげれば
ニーズはあるのではないかと
ずっと思っていること
木頭の大事な文化をなくさないために
何ができるのか?
続く形を
考えて、考えてしています

「茶の入り方もほりゃぁ、家それぞれよだぁ。パチパチゆうたらやめるとか、ちょっこし焦げるまで炒るとかのぉ。とーちゃんと喧嘩したりもするわだぁ。ははは。」

そんな木頭ならではのお話に
参加させていただきました


体操後は
今木頭で流行っている
『ボッチャ』の練習を一緒にしました
誰もができるボッチャ!


はじめは

「天気ええけん、もう帰って仕事するわぁ」

と言っていた方も
いざはじめると

「わー!きゃー!」

と、大盛り上がり
やっぱりボッチャは
みんなを笑顔にしてくれますね^ ^


帰り際
集会所から見える山を見ながら立話


「あの山の杉を切り出して、今の中学校の材料にしたんぞ。」

「昔は、あの山からカゴにどっさり椎茸負うて、降りてきよったのぉ。」

などなど
今では見えなくなった昔の暮らしを
見せてくださいます

木頭で暮らす方々が
もっと笑顔で元気に暮らしていくためのヒントは
常に地域の方々の言葉にあると思っています

こうやって移動事務所で
たくさんの地域の方々とお話をさせていただき
そのヒントを見つけることができればと思っています^ ^

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