躁鬱(双極性障害)の人向け 楽しみを見つけ、味わうために大切な考え方
今日は、何をやっても楽しく感じないような体調の悪い時期ではなく、調子は悪くないけれど、イマイチ楽しみを見つけられていない、といった時期のお話です。
タイトルに、“大切な考え方”と入れたのですが、考え方には大きく2つあり、
頭を使って考える
体を使って考える
もちろん両方大事ですが、楽しみを見つける時には、“体を使って考える”、こちらを上手くやる必要があると思います。
イメージしてほしいのが、首から上(頭)と首から下(体)という分かれ目。
“頭を使って考える”は、頭で色々と想定したことに、体を従わせる感じです。
“体を使って考える”は、五感で感じた事を、頭に上げる、理屈抜きに「心地よい、良くない」を判断している状態と言えます。
2つの考え方は、上から下へ、下から上へ、というように全く逆です。わかりづらいと思うので、少し例を出します。
子どもを見ていると、体の感覚から行動に移す事が多いです。
誰もいない公園のブランコに走って行ったりします。ブランコが目に入って、「乗りたい!」→乗る、までが早いです。
頭で考えてたら、「ブランコに乗ったら気持ちいいし、靴飛ばしたら楽しいし、乗ろうかな?」のような乗る理由を考えて体の方を説得する流れになります。
他にもダンゴムシを見つけたら、10匹探すし、棒を見つけたら秒で拾います、水たまりがあれば、とりあえず入ります。
大人からしたら何がしたいのやら?なんですが、この感覚こそ楽しみを見つけ、味わうのに欠かせないものなんだろうと思います。
“趣味”という言葉に囚われて、趣味リストから探すのではなく、自分の体が快と感じるものをこっそり趣味と呼べば良いのではないでしょうか。
その意味では、私の場合
ゴミ出し・物の整理
博物館情報収集
散歩に名前をつける
散歩に名前をつける、というのは“〇〇の会”とか“〇〇大会”みたいな名前をつけるとイベントっぽさが出て楽しくなるので、適当に命名します。
先日開催した、2駅歩く会(家族で川沿いを歩くだけ)は“桜をみる会”でした。早くて桜が咲いていなかったですが、つくしやヨモギなどが沢山あって春を楽しめました。
私が楽しいと感じることは、あまりお金がかからないので、不安はあまり感じないようになってきました。
合う、合わないはあると思いますが、“体で考える”のは、楽しみを見つけ味わうのに使える1つの方法だと思います。
読んでいただき、ありがとうございました。
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