エッセイ/なにものかのように振る舞い続けた、なにものにもなれなかった
とってつけた言い訳を大事に抱えて、
かっこつけた言い淀みで繋いで、
その場をしのいできました。
その集大成が現状の自分なんだなと。
今もあるのか分からないのですが、
古めの洋楽のCDを買うと
ペラペラ冊子の和訳が入っていたんです。
マリリン・マンソンのThe Nobodiesだったかな。
その中に「ひとかどの人物になりたかった」
みたいに訳されたフレーズがあって、
酷く不恰好な訳だなぁなんて
一丁前に思ったことをふと思い出しました。
漠然とひとかどになりたかった、
自分は特別なんだって。
ここで問題なのは、
ひとかどになれなかったことだとか
自分が普通だったことではなくて、
なりたいと思えていない現状なんだなって
感じています。
ありがとうございます。進行形で記憶を供養しています。