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2024/5 東北旅行記 ep1:6年半ぶりに東北ぐるり

●6年ぶりの東北(一部)周遊

2024年5月1日から同6日まで東北をまわってきた。その旅行記を書こうと思う。

そんなに旅行に行く方ではないのだが、東北は複数回行っている。最初は6年半ほど前、転職に伴う有給消化期間で青春18きっぷを使ってのんびり回った。そこで気に入った遠野は、その後また行った。まあそのくらいか。

今回の旅程は宮城・仙台から山形、秋田、青森。中には6年半前に行った場所もあるのでその辺りにも触れながら記録していこう。

●新幹線のすばらしさ

出発は5月1日。あいにくの雨だが家から徒歩1分のバス停を使えば、東京駅までほぼ雨に打たれずアクセスできる。この日もバスと電車を乗り継ぎ東京駅へ。

2024年のGWは暦だと4/30,5/1,5/2が平日ということもあり、人は多いもののアホほど多いわけではない。まず妻に依頼されていた駅弁を確保。

そして何となく道中で現金が必要なケースが多そうなので、ATMへ。探し回って手数料が発生する直前、17時59分に出金完了。いつも思うけど、人様から金品を預かっておいて手数料を取るって何なの。

仕事を終えた妻と合流して、私の駅弁やらその他の物品を調達して新幹線に乗り込む。やはり車内もそこまで混雑していない。

いやー、しかし新幹線は良い。何より飛ばないのが素晴らしい。墜落しない。地に足がついている。電波も届く。そして時間通りに運行して、そこまでトラブらない。いつでもトイレに行ける。挙げ句の果てに名前に「新」とかついている、最先端の乗り物である。飛行機とは大違い。

6年半ぶりに仙台へ

●爪楊枝、あげましょうか? その梅、いりますか?

乗車してすぐ、通路を挟んで横の席の爺さんがチッチッチと独力で歯に挟まったものを取ろうとする音がうるさい。私は基本的に爪楊枝を常備しているので、よっぽど分けてやろうかと思った。

まあ良い。今回は、先日楽天モバイルに乗り換えたのでガンガンとテザリングできる。タブレットで野球観戦をしながら食を楽しむ。家にいるときとやってることはほとんど変わらない、平常心の連休幕開けである。

これがわが軍の籠城食です

今回のお供は、まず「したらば」。要するにカニカマ。久しぶりに食べた。結局カニカマに過ぎないのだが美味い。カニカマとかちくわとか、無性に食べたくなることがある。

続いて「チキン弁当のからあげ」。その名の通り、鶏肉ばっかり使った「チキン弁当」に入っている唐揚げを標榜したつまみ商品だ。ドラマ『おいハンサム‼︎』を見て以来ずっと気になっていた弁当。それを妻が買い、私は唐揚げを選んだ。

「チキン弁当の」といいつつ、本家本元のチキン弁当に入っている唐揚げとは衣や揚げ感が少々違うように感じる。まあどっちも美味いんだけど。

さてメインは弁当を。新橋にあるらしい「のり大輔」なる店がグランスタに出張していて、やけに美味そうだったので選んだ「極」。鮭に豚、鶏肉とコメを消化するにはあまりに強力すぎるおかず群。駅弁にしてはコメが多い点は非常に高評価である。一方で、梅が梅干しではなくカリカリ梅なのは大減点。十分におかずがあるから、そもそも梅いらないでしょ。

今年マツダで勝てないわが軍
なぜカリカリ梅なのか

●到着即土産、あまつさえラーメン

籠城食を平らげ、広島球団の引き分け試合を見届けているとあっという間に仙台。近い。そして冷える。翌日は早朝にレンタカーで西進するため、とりあえず萩の月を確保した。到着即土産を買うなんてあさましい行為な気もするが、しょうがない。

今晩の宿はダイワロイネットホテル仙台西口 PREMIER。駅から徒歩5分ほど、まあまあ近く、かなりキレイ。ダイワロイネットホテルには信頼を置いているが、その中でもPREMIERとあってかなり質が高い。風呂トイレ別なのも非常に良い。

今日は1日目、移動日ということもあってこれでおしまい――とはいかないのが我が家の旅行である。新幹線であれだけ飲み食いしたのにまだ飽き足らず、仙台っ子ラーメンなる店へ。

足を運んだのは仙台駅前店。22時前とかだったろうか、飲み屋帰りの人か店内は満席。とりあえず座って待っていると、先に注文をとってくれる。しかも店長が。業態柄回転も早く、ものの5分ほどで席へと案内された。

ここの売りは豚骨醤油ラーメン。なんとなく家系っぽいが、違うらしい。ラーメンを頼むとライス無料なのがうれしいサービスだ。さっきあんなに食ったのに、無料ならと頼んでしまう。無料に目がくらみ、妻にも「食えなかったら食うし、無料なんだから頼めば」といったのが運のつきだった。いや、まあこの段階では本当に食える気はしていたのだが。

●初日からフードファイト

さて、着席して暇なのであたりを見回す。卓上には酢やにんにく、コショーなどの調味料。私が気になったのはカウンターである。

まず一点。抗菌処理をしている旨のステッカーだが、「168時間」の意味は果たしてあるのか。単純計算で24時間×7なので、7日持続と書いた方が分かりやすいのではないか。そもそも7日間持つからなんなのか。結局7日後には処理のやり直しをしないといけない。店員が不断の努力を持ってやっていない限り本当に持続しているのかも分からない。

続いてもう一点。こんなテープを貼るくらい、過去にスープこぼれが頻発したのだろうか。とか考えていると、貞子のようにカウンターの上から店員が飛び出して、上半身を伸ばしてラーメンを届けてくれた。

私が注文したのはのりラーメン。コメを食い切れる自信はあったものの、より食べやすくするためにのりがたくさん入ったものを注文した。加えて家系では定番の、濃い目固めオーダー。

一口いただくと驚いた。スープの後味がすごい。家系はガツンときて塩分が残る感じが多いが、このラーメンが、濃い目とはいえあっさりしており、なにより旨みがどこまでも伸びていく。かなりのサスティーンラーメンである。

ただ、あっさりめとはいえカニカマ1本、から揚げ3個、のり弁と常人の1.5食ほどを新幹線で平らげたばかり。ボディーブローがどんどんと効いてきて、自分のラーメンとコメ、さらに妻の食べ残しを食べきれるか自信がなくなってきた。すると食べる量にも影響を与え、ペースが落ちていく。ペースが落ちると満腹中枢も満たされていく、という悪循環に。

それでも忍たま乱太郎世代の私は「お残しはゆるされまへんで」という言葉を胸に、なんとか平らげた。あの食堂のおばはんがこめかみに貼ってるシール、どういう意味があったんだろう。

このこめかみのシール(NHK『忍たま乱太郎』ページより借用)

這う這うの体で何とかドンキに寄り、夜中と明日用の水を買ってホテルに帰還、明日に備えて就寝した。もちろんその前に入浴もした。

今回はここまで。なんとなく筆にエンジンがかかっていないのを多分に感じる。次回からもっと面白い内容にできるよう、精進します。

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