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旬の果実を楽しむ「秋サラダ」レシピあり

現在まだ〈旅と食〉シリーズ「コペンハーゲン編」の途中ですが、前回につづき本業の料理ネタです。

この記事では、先日開催されたワークショップにて好評だった「イチジクのサラダ」レシピを、秋らしさを感じる他の果実でアレンジした様子を紹介したいと思います。


「秋サラダ」で季節を楽しむ食卓に

ワークショップにて紹介したサラダのレシピでは、イチジク × ルッコラ × くるみを使いましたが、今回は柿やぶどうでアレンジ。自家製ドレッシングも材料を混ぜるだけなので簡単です。

秋のフルーツはビタミンやミネラル類が豊富で、夏の疲れをリセットし徐々に寒くなる気候に適応しやすいカラダへと整える効果が期待できる食材なので、旬を意識して摂るのが◎

なおこのサラダレシピは、グルテンフリーやプラントベースの食生活をしている人にも食べてもらえます。

さてさて♪
毎週日曜日のルーティン、ファーマーズマーケットで春菊に出会い、柿のサラダが食べたくなりました。 日本では11月頃から旬をむかえるお野菜。

ロンドンの
ファーマーズマーケットで
入手した春菊

柿は地元産を扱うマーケットでは見かけたことがないので、近所の八百屋さんにて入手。

ロンドンでもKAKI(柿)を
食べられるのがうれしい

材料

3-4人分
・柿 小ぶり2個(大なら1個)
・春菊 150g
・アーモンド 1/2 カップ
・植物性クリームチーズ 適量

☑︎植物性クリームチーズは市販のものを使うと簡単です。今回は、以前紹介した豆乳で簡単に自家製できる植物性カッテージチーズを活用し作った「マロン・クリームチーズ風」を使用しました。

【ドレッシング】
・EVオリーブオイル 大さじ2杯
・お好みのヴィネガー 大さじ1と1/2杯
・はちみつ 小さじ1杯
・エシャロットみじん切り(または玉ねぎ) 小さじ1/2杯
・自然塩 ひとつまみ
・ブラックペッパー 少々

☑︎ヴィーガンの人は、はちみつの代わりにメープルシロップ・アガベシロップ・ライスシロップなどを使うとよいでしょう。

手順

①材料の準備
オーブンを170度にあたため、アーモンドを5分ローストし粗熱を取る。

アーモンドをローストする

春菊をよく洗い水気をしっかり切ってから、葉の部分を食べやすい大きさにちぎる。(茎の部分は鍋やお味噌汁などへ活用します)

柿は洗って皮をむき食べやすい大きさに切る。

エシャロットをみじん切りする。

②ドレッシングを作る
小さめのボウルに【ドレッシング】すべての材料を入れ、クリーミーな状態になるまでよく混ぜ乳化させる。

※ドレッシングは食べる直前に混ぜるのが○

③盛り付ける
冷蔵庫から植物性クリームチーズ(または自家製マロン・クリームチーズ風)の容器を出しておく。

ローストしたアーモンドを、荒く刻む。

柿は、上に飾る分を一部取り分けておく。

残りの柿・春菊・アーモンドの半量をサラダボウルへ入れ、半量のドレッシングをサッと絡める。

取り分け柿を並べ、残りのアーモンドを散らす。

スプーンなどを使い、クリームチーズ(または自家製マロン・クリームチーズ風)をバランスよくのせる。

自家製マロンクリームチーズ
ナイフとスプーンでサラダの上へ

塩・ブラックペッパー少々をふり、残りのドレッシングを回しかけたら完成♪

完成した柿のサラダ
柿×春菊×アーモンド

レシピをアレンジしてみる

パープルカラーが魅力的なこちらは、ぶどう × ラディッキオ(トレビス)× ピーカンナッツでアレンジしたもの。

柿のサラダをアレンジした
ぶどうのサラダ
ぶどう×ラディッキオ×ピーカンナッツ

ラディッキオ(トレビス)は、イタリアンチコリや赤チコリなどとも呼ばれ、キク科でチコリの仲間です。本場イタリアでの旬は秋から冬にかけてなのだそう。フルーツと一緒に組み合わせる野菜も旬を意識するとなお◎

種類はいくつかあり、別の形をしているものや紫色以外もあるのですが、今回は一見紫キャベツのようにも見える丸いタイプ Radicchio di Chioggia をサラダ用に購入しました。歯応えある食感で、ほろ苦く甘味も感じられる種類のラディッキオ。

八百屋さんで購入した
ラディッキオ(トレビス)

そしてこちらが、ワークショップで紹介したイチジク × ルッコラ × くるみのアレンジ。

イチジクのサラダ
イチジク×ルッコラ×くるみ

サラダは、かぼちゃたっぷりの秋のキッシュに添えていただきました。秋色が散りばめられていて、季節を感じられる食卓を満喫♪

ワークショップで紹介した
イチジクのサラダと秋のキッシュ

マロン・クリームチーズ風の作り方

このマロン・クリームチーズ風は、豆乳で簡単に自家製できる植物性カッテージチーズに秋らしくマロンペーストを混ぜ、味付けした後にココナッツオイルで食感をクリームチーズのように調整して作ります。

豆乳の植物性チーズから作る
マロンクリームチーズ風

パンやクラッカー塗ってスプレッドのように使ったり、フルーツと和えるなど……サラダに乗せる以外にも活用でき◎ 乳製品を控えている人でも、安心して食べられるチーズです。

植物性カッテージチーズの作り方もあわせてご紹介。

材料

作りやすい分量
・植物性カッテージチーズ※  50g
・無糖マロンペースト 50g
・はちみつ 10g
・自然塩  1g
・無臭ココナッツオイル 30g

☑このレシピでは、塩を加える前の植物性カッテージチーズ(自家製)を使っています。※作り方は後ほど。
☑︎ヴィーガンの人は、はちみつをメープルシロップで代用してください。

手順


ココナッツオイルを湯煎で溶かす。

小さめの保存容器にクッキングシートを敷いておく。

容器にクッキングシートを敷くと
マロンクリームチーズを取り出しやすくなる


ボウルへ、植物性カッテージチーズ・マロンペースト・はちみつ・自然塩を入れ、なめらかな状 態になるまで混ぜる。
※かためのマロンペーストは先にフォークなどで潰すと作業しやすい。

ボウルに植物性カッテージチーズ
・マロンペースト・はちみつ・自然塩
を入れたところ


溶かしたココナッツオイルを注ぎ、手早くしっかり混ぜ合わせて乳化させる。

材料がなめらかになったら
溶かしたココナッツオイルを注ぐ


しっかりかき混ぜて乳化させる


用意した保存容器に入れて表面を整える。冷蔵庫へ入れて、半日ほどしっかり冷やしたら完成♪

冷やす前の
マロンクリームチーズ風

植物性カッテージチーズの作り方

材料
できあがりの目安 : 約50g分
・無調整豆乳 250ml
・レモン果汁(ストレート)大さじ1杯
・自然塩 適量

手順 

小ぶりの鍋で無調整豆乳を人肌より少し熱いぐらいに温める。レモン果汁を加えて分離を促すようにヘラで混ぜる。

温めた無調整豆乳に
レモン果汁を加え
分離させたところ


1分ほど待った後、キッチンペーパーを敷いたザルでこす。しっかり水切りする為しばらくそのまま置く。

様子を見つつ1時間〜2時間
じっくり水分を切る


キッチンペーパー越しに残った水分をしっかり絞り切る。
※強く握るとペーパーが破れるので両手で包み徐々に力を加える。キッチンペーパーの代わりにさらしやガーゼなどを使うと作業しやすい。

カッテージチーズとして食べる場合は、味見をしながら塩を混ぜあわせる。
※塩加減はしっかり目の方がチーズっぽさが増します。お好みで調整してください♪

それでは、また!

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