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ヨーロッパ生活の記憶

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2005年フランス・パリ、2006-2010年ドイツ・フランクフルト、そして2010年の数ヶ月間イギリス・ロンドンで生活。思い出の味についての記事を中心に、異国で生活していた頃の… もっと読む
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記事一覧

ドイツ伝統の漬物「ザワークラウト」を自家製してみる・レシピあり

ドイツ伝統の漬物「ザワークラウト」を自家製してみる・レシピあり

まだ〈旅と食〉シリーズ「コペンハーゲン編」の途中ですが、ひとつ本業の料理ネタを挟もうかと。

ドイツの伝統的な発酵食品を食卓にすっかり秋らしくなり、個人的に発酵食熱が高まっている今日この頃。毎年この時期になると、塩麹・醤油麹・ザワークラウト・甘酒などを仕込みたい気分になってくるのです。もう少し寒くなったらキムチ作りも再開したいし、今年2月に仕込んだ手前味噌はまもなく解禁の予定なのでドキドキ♪

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フランスの人参サラダ「キャロット・ラペ」のレシピと自家製マスタード

フランスの人参サラダ「キャロット・ラペ」のレシピと自家製マスタード

メイン食材ニンジンのみで作れるフレンチお惣菜まだ木曜日なのに冷蔵庫が空っぽ寸前だった
昨日のわが家。ストック食材をやりくりし、
残っていた貴重なニンジンは定番のサラダに。

好きで頻繁かつ数えきれないほど何度も
作っているからそこ計量したことがなか
ったので、今回はあえてレシピ化して
みることにしたのです。

それにキャロットラペのレシピは無数に存在
するため、わたしが書かなくても…と長い間
思っ

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簡単フレンチ「じゃがいもグラタン」ドフィノワ風のレシピ(グルテンフリー/植物性)

簡単フレンチ「じゃがいもグラタン」ドフィノワ風のレシピ(グルテンフリー/植物性)

グラタンだけどベシャメルソース不要!だから簡単に作れます♪
じゃがいもは生のままで、
そこにミルクを注いで焼く
というシンプルさが好き。

グラタン・ドフィノワは
フランス南東部ドフィネ
という地域発祥のお料理。

本来は牛乳や生クリームを使用
しますが、プラントベース仕様
でもクリーミーで満足感ある
仕上がりになるよう調整しました。

そろそろ3月も半ばなのに、
ロンドンはこのところ毎日
雪やら

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オートミールでつくるクリスマスのスパイスクッキー「スペキュロス」レシピ(グルテンフリー/植物性)

オートミールでつくるクリスマスのスパイスクッキー「スペキュロス」レシピ(グルテンフリー/植物性)

またまたこの季節に食べたくなるおやつ先日紹介したシュトレンにつづき、この季節に食べたくなるクリスマスのスパイス入りクッキー「スペキュロス」

元々はサンタクロースのモデルとされる、聖ニコラをお祝いする日12/6に(国により12/5)食べられていた伝統的なクッキー。

ということで昨日、その当日にあわせて焼いたのでした☆

現在はクリスマス以外の時期にも食べられているスペキュロス。ドイツ在住時代にお

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もう12月!クリスマス・シュトレンのレシピ(グルテンフリー/植物性)

もう12月!クリスマス・シュトレンのレシピ(グルテンフリー/植物性)

師走スイーツをヘルシーに♪12月がスタートした今週。なんと早い、、、!ということで、今年も
シュトレンを焼きました。

見た目は本場ドイツのオリジナル版に近づけて、カットするとマジパン風も登場♪

でも罪悪感なく軽い食べ心地、且つおいしく!食べてもらえるように試行錯誤したレシピです。

それではレシピをご紹介♧

材料約18×6cm 1本分

【ドライフルーツのラム酒漬け】
作りやすい分量
・お好

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ドイツ風クランブルケーキのレシピ(グルテンフリー/植物性)

ドイツ風クランブルケーキのレシピ(グルテンフリー/植物性)

秋・プラム(西洋すもも)の季節 in ロンドンいつも通っている日曜恒例の市場に
秋らしい食材が並ぶようになり、
作りたいものが渋滞している
今日この頃です。

今年も楽しみにしていたプラムが!

完熟甘くてとてもおいしい!
出回る期間は短いので一度に
たっぷり購入します。

旬のプラムを見かけると、
ドイツで生活をしていたころ
毎年秋になると食べていた、
プラムたっぷりの甘酸っぱい
ケーキを思い出

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なぜグルテンフリー×マクロビオティック料理を作るのか?

なぜグルテンフリー×マクロビオティック料理を作るのか?

ふり返り歩いてきた道を眺めてみる自己紹介のようなものを書こうと思いつつ、
なかなか文章にまとめきれずにおりました。

そんなある日、
デザイン・素材・着心地・コンセプト、その
どれもに惹かれ2011年から着つづけている
ファッションブランドC’est pas Graveを運営、
そして自らデザインを手がける益田 美代子さん
よりお声がけいただき、これまでの人生を
対談形式でふり返る機会を得たのです

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フランス生活で知った家庭の味。夏野菜たっぷり!ラタトゥイユのレシピ

フランス生活で知った家庭の味。夏野菜たっぷり!ラタトゥイユのレシピ

これまでもこれからも飽きないおいしさあたたかく食べても、
冷たく食べてもおいしい。
夏の恵みと旨みが詰まった
この煮込み料理がとても好きです。

ある日パプリカの焼き浸しを作ろうと
オーブンでとろとろに焼き、
多めに作ったので一部をラタトゥイユへ
投入すると想像以上においしかった!

パプリカは煮込んで柔らかくすると、
わりと時間がかかるのでよい発見でした。

そして懐かしのパリ生活で覚えた
長年

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南仏の思い出。グジョンさんちのサラダ・再現レシピ

南仏の思い出。グジョンさんちのサラダ・再現レシピ

楽しい思い出とともに味わうサラダせんじつ八百屋さんへ行った時のこと、
目にとまった野菜でこのサラダを思い出し
ひさしぶりに作りたくなりました。

南フランスの友人宅へ滞在した時に、
友人のお母さんが作ってくれたもの。
おいしくてレシピを教えてもらっていた♪

もう15年以上前のことだけど、その味わいを
不思議とハッキリおぼえていて、ときどき
思い出しては食べたくなる、フランス家庭の
日常的サラダ。

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受け継いだレシピ。フランス人が作るフレンチトースト。

受け継いだレシピ。フランス人が作るフレンチトースト。

「レシピを受け継ぐ」っていうと、
一子相伝とか名店の味とか
あるいは○○家で代々受け継がれる味...
みたいに少し敷居が高めのシチュエーションを
思い浮かべてしまうけど、

今回は、なにげない日常の中にも
「レシピを受け継ぐ」瞬間が訪れるかもしれない…
というお話です。

フランス流フレンチトースト「パン・ペルデュ」
(直訳すると「失ったパン」)は、
身近な人から教えてもらったレシピの中でも
特に

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本場クリスマスマーケットの定番ドイツ風じゃがいもパンケーキ【レシピあり】

本場クリスマスマーケットの定番ドイツ風じゃがいもパンケーキ【レシピあり】

じゃがいもがたくさんあるので、ふと思い出し食べたくなったドイツ風じゃがいもパンケーキ。

「ライベクーヘン」またの名を「カルトッフェルプッファー」ドイツのクリスマスマーケットでは定番おやつです。

甘めのアップルソースと一緒に食べるところがドイツっぽい。

初めで食べた時は、味の組み合わせに違和感たっぷりだったけど、すっかり慣れて今では懐かしい味。

今回はグルテンフリー仕様にア

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自家製ラディッシュを収穫&簡単すぎるフランス家庭の定番おつまみの作り方

自家製ラディッシュを収穫&簡単すぎるフランス家庭の定番おつまみの作り方

たいていの人はフランス料理と聞くと、
複雑そうで高級そうな料理を
想像するのではないでしょうか?

もちろん
イメージ通りのお料理もあるけれど、
家庭の食卓ではシンプルに素材の味を楽しめる
お料理が並んでいたことが
在仏中とても印象的でした。

中でもラディッシュの前菜は、
初めて出会った時にその意外な!?
美味しさに驚いたひと皿。

前菜と言っても、
何か特別な調理をしているワケではなく
必要な

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フランス生活で習ったチキンとオリーブのトマト煮込み【レシピあり】

フランス生活で習ったチキンとオリーブのトマト煮込み【レシピあり】

寒くなり煮込み料理が恋しくなる季節が到来!

今回は、
おいしいオリーブが手に入った時に
作りたくなる、
チキン煮込みをご紹介します。

フランス在住時代、渡航後わりとすぐの時期で
まだフランス生活の右も左も
わからなかった頃に教えてもらった、
初めてのフランス家庭料理。
もう15年も前の出来事だけど、
手書きでメモしたレシピは
今でも大切に保管してあります。

家庭料理で使うお肉であっても、

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クリスマスのスパイスクッキー『スペキュロス』レシピ(グルテンフリー&ヴィーガン仕様)

クリスマスのスパイスクッキー『スペキュロス』レシピ(グルテンフリー&ヴィーガン仕様)

街がクリスマスの装いになると、食べたくなるスパイスクッキーがあります。

「スペキュロス(Spéculoos)」はベルギーやオランダ、北フランス、ドイツなどでも食べられる、シナモンやナツメグなどクリスマスのスパイスが香るバターたっぷりのクッキー。

元々は12月6日「聖ニコラの日」を祝う日に食べられていたとのこと。(オランダは12月5日らしい)ちなみに聖ニコラはサンタクロースのモデルになったと言わ

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