自分の子どもを犯罪者にしないために

今回は物騒なタイトルですね!
うちには7歳の娘と5歳の息子がいるのですが、2人目の性別が男の子だと分かった時に、ぼんやりと「犯罪者にならないように育てなければ」と思ったのを覚えています。
やっぱり男性の方が犯罪者になる可能性は高いですよね。力も強いし。
私はフジテレビのザ・ノンフィクションとかYouTubeの街録チャンネルとかのドキュメンタリー系が大好きです。人の人生を見るのが好きなんですよね。
最近では、粋塾という引きこもりやニートの人の自立支援の施設がやっているYouTubeをよく見ています。
そういうのを見ているとですね、普通に育てたつもりがどこでつまずくか分からないなと思うんです。
粋塾に相談しに来る親御さんを見ていると、別に放置をしてきたわけではないし、むしろ親的には「頑張って育ててきた」はず。
粋塾の塾長曰く「引きこもりの親で圧倒的に多いのは『過保護』とのことでした」。
サイコパスは生まれ持ったものとかなのかもしれないけど、「薬物に手を出してしまった」とか「詐欺に加担した」とか「暴力事件を起こした」とかはあんまり他人事ではないのかなと思います。
自分も含めて誰しもが「犯罪者予備軍」だと私は思っています。
もし、親の育て方によって犯罪者になってしまったとしたら・・?

そして今回こちらの本を読みました。
犯罪心理学者は見た危ない子育て
です。


サイモンズ式分類というのがあるようで、
それでは親の養育態度の方向性を
①支配
②服従
③保護
④拒否
の4つに分類しています。

支配・・子供に命令したり、強制する
服従・・親が子どもの顔色をうかがうように接し、子どもの言いなりになる
保護・・子供を必要以上に保護する
拒否・・子供を無視したり、拒否したりする

そして、それらを組み合わせた4つのタイプが出来上がります。

「支配」×「保護」=過保護型
子供を支配し保護する、過剰に積極的な養育態度。世話を焼きすぎて子ども自身の成長の機会を奪ってしまう。子供は打たれ弱くなる。

「支配」×「拒否」=高圧型
子供を受け入れず、支配的に振る舞う養育態度。親の思い通りに行動させようとする。子供は自己肯定感が低くなる。

「服従」×「保護」=甘やかし型
子どもの顔色をうかがい、こどもの言いなりになる養育態度。子供は共感性が乏しく自己中心的になる。

「服従」×「拒否」=無関心型
子供に対して拒否的であり、主体的に子供に関わらない養育態度。子供は被害感や疎外感が強く、自己肯定感が低くなる。

どの親もこの4つの象限のいずれかに属しているとのことです。

では非行少年の親はどのタイプが多いと思いますか??

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