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[北白川/古本]100円文庫本を摘みにゆく春

本屋は街になくてはならない存在。
今出川通りのここは古本→カフェ→古本のサンドイッチ。突然のゴールドラッシュゾーンなのでなかなか素通りできない。

竹岡書店(古書店)
gorey cafe(喫茶店
善行堂(古書店)

休みの日にスーパーマルギンで買い出しした帰り。エコバッグの重さに指がつりそうになりながら、つい店頭の100円文庫コーナーに吸い寄せられてしまう。



おっ、これおもしろそうだな。
ふむふむ、これも気になる。

一冊だけ、と思いつつ。気づけば何冊もかかえることになって焦るが、それでいい。

だって古本との出会いは一期一会。
出会ったその時を逃すと次はないことも。
その時ピンときた、気になる本に出会ったなら、ちゃんと呼応すべきじゃないか?

敬愛する詩人の菅 啓次郎氏にはこんなタイトルの著書がある。
「本は読めないものだから心配するな」

本は読めないものだから心配するな (ちくま文庫) https://amzn.asia/d/fi42Zc6

やっぱり積読を後ろめたく思う必要はない、ということに落ち着く。気になるものがあっても、生活の中で消化しきれないからといって我慢したり、セーブしたらもったいない。
気になった本があったなら気になったなりの理由があるはず。わずかな兆しであってもそれを尊重したほうがいいというのは私の自論だけど、セレンディピティ(偶然の出会い)は人生に多ければ多いほどよい。

今すぐでなくてもいい。本は待ってくれるから、背表紙だけ眺めておくだけでいいさ。いつかページを開けばいい。

ちなみに今日、目があったのはこの本。
「魔女の薬草箱」。

もうすぐヨモギやら山菜やら摘み菜がたくさん地面から芽吹いてくる頃。
スーパーでなんでも買ってる人生だけど、本来生命は土と水と陽があれば、どこからでも勝手に生えているものなのにお金を出して買ってるというのも変なことをしてるんだろうなと常々思う。

ならばせめてと、食べられる葉っぱや、薬効があり生活のアレコレ困りごとに役立てられるハーブを見分けられる知恵をもった人になりたい、とひそかに憧れている。
その気持ちが今日はこの本と私を結びつけた。

みなさんも最近どんな本、読んでますか?
いや、どんな本を積読してますか?の方がいいか。眠らせてる本のと出会いを教えてくださいね。

北白川文化研究員No.2 綿野かおり
北白川歴5年

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公式サイトCONTEMPORARY COCOON ROOM702

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