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ネットワーク

 皆様、お疲れ様でございます。一週間ほど、投稿をサボってしまいました💦。自分自身の心のお盆休みとして、ネットのニュースは軽くチェックしていたものの、それらの中身自体は余り深く考えずに過ごしていました。この僅かな一週間でも、色々な事が起きました。中国、近畿、東海などの広い範囲に大きな影響を残した台風7号、ハワイでの不気味な山火事、中国の不動産大手の恒大集団による米国での破産申請などの社会的な影響の大きなニュースが多かった一週間でした。

 これらのニュースを振り返ってみると、現代を生きる我々が如何に社会的なネットワークに依存しているかという事を強く考えさせられます。電気・水道・ガス・通信・交通といったライフライン系のネットワークは勿論ですが、世界各地のニュースも報道機関による配信サービスのネットワークを通じて我々に届きますし、SNSに関しても運営会社の開発した情報をネットワーク的に共有するシステムと、実際に情報発信を行う多くのSNS参加者の方々のお陰で情報を取得する事が出来ています。金融システムだって、株式や債券、為替などの国際的な取引のネットワークがあるからこそ、ある一国の会社の問題が、全世界に影響してしまう訳ですよね。我々現代人は、良くも悪くも様々なネットワークに依存しきって生きていますので、これらの僅かな部分でも断たれた時に非常に大きな影響を受けてしまいます。完全にネットワークから遮断された状態になれば、戦後、グアム島のジャングルの中で原住民の様に30年近く孤独に自活していた残留日本兵の横井庄一さんの様に生きていける人間は、殆どいないのでしょう。

 これらのネットワークの多くは、あたかも空気の様に、そこに存在して当たり前で、大した労力も掛けずに使える様な利便性が備わっている為に、その有難さを考慮する事を全く忘れてしまいがちになります。しかし、当然の事ですが、これらは、「自分以外の誰か」が、懸命に支えていてくれるお陰があってこそ、そのように意識せずに使えているという事実があります。月並みですが、個々の人間の力というのが如何に些細なものであるのかという事を考えさせられました。仮に、歴史上の名だたる天才(例えば、アインシュタイン)が、横井庄一さんの様にグアム島のジャングルに孤独に取り残されたら、彼の様に生存できたでしょうか。そういう事を考えると、人間の一面的な能力ばかりを崇拝しがちな我々の浅はかさというものを考えさせられたお盆休みでした。

「鬼滅の刃」「柱稽古編」「GET WILD」




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