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技術者と倫理

皆さん、こんにちは。
NTTデータの北代です。

「第14回RPA技術者検定 エキスパート」
が終わりましたね。
受検された方、実力を遺憾なく発揮
できたでしょうか。
試験の結果が出るまで、もう暫くは
ヤキモキする期間がありますが、
ご辛抱ください。

さてこの技術者検定に合格すると、
RPAに関する一定のスキルレベルを
認められることになりますが、
いくつか資格に付随しておくべき
と思っているものがあります。

その中でも特に大事なものだと
思っているものが「倫理規定」です。

なぜか。

一般的な技術適用を考えると、
技術が専門的であればあるほど
技術が適用されたものはブラック
ボックスと化してしまいます。

ブラックボックスということは、
一般人にはその善し悪しの評価が
不能の代物になってしまっています。

そうすると、悪意を持って技術を
適用しても、非常にバレにくい
ということになってしまいますね。

技術者本人が悪意を持って行う、
あるいは、発注者などのステーク
ホルダーが悪意のある技術適用を
要求し、技術者が断れずに行う、
ということもあるかと思います。

RPAに関して言うと、フローの中で
人によるチェックが必要な箇所で
あるにもかかわらず、見られたく
ないなどの理由で勝手に処理を
進めてしまうようなシナリオに
書き換えてしまうなんてことが
できそうですね。
また、お金の計算や振込先を
シナリオで”操作”することも
できそうです。

いやはや、怖いですね。

高い技術力を持てば持つほど
精巧な操作もできるようになるので、
技術を正しく適用させるためには
高い倫理観を持って作業を行って
もらう必要があるわけです。

そうすると、最初のほうで触れた
「倫理規定」を制定し、検定の
合格者は、「倫理規定」の順守を
誓約することで、技術の成果を
享受する人は安心してその成果を
利用できることになると考える
わけです。

マケプレも、検定チームと連携し、
制度の安定運用に向けた改善を
随時実施し、検定制度をより意味の
あるものにしていきます。
そうすることで、検定受検者が
さらに増えて検定制度を盛り上げ
られますし、RPA利用者の方々が
より安心してRPAを活用できるよう
にもなると信じています。

RPAが創るエコシステム(cobotpia)を
盛り上げるために、地道な改善を
繰り返していきますので、引き続き、
皆様のご協力をお願いします!


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