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二元論の闊歩する時代にくさびを打ち込む

【鈴木大拙:仏教学者】より
分別とは、「善と悪」、「正と誤」「優と劣」といった二元論で分けて考えること。世の中には相対的に観念によって物事を捉えられているが、それらはすべて比較によって生まれたものさしであって、そのもの自体に対する価値判断ではない。そうした捉え方をしている限り人は悩み、苦しみ、迷いの中に陥ってしまう。その概念を手放し、ただ目の前にあることに取り組み、行動すること。そうすることで、一面ではなく多面で物事を捉えることができ、迷いに捉われず、自分がやりたいことに全力で集中できる。頭と心を無にして、感性を研ぎ澄ます時間がクリエイティブな思考を耕す近道になるかもしれない。

【引用URL】

※個人的、僕は仏教系の思考回路だが、禅については欧米でいわゆるテクノロジーとしての「マインドフルネス」という狭義の仏教に要約されてしまっていると、少々残念に思っている。

表紙のイメージは、黒から白までのグラデーションを提供している方がいらっしゃたので、使わせていただいた次第です。黒と白だけじゃないでしょってね。

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