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プラットフォームを制するものが世界の価値を変えていく(エヌビディア日本代表の大崎氏)


【抜粋引用】

エヌビディア 大崎真孝日本代表:

もちろんポジティブ感はあるが、そんなに前と変わらない。エヌビディアがやっていることは、しっかりとインフラを作ること、そして次のフェーズでサービスや製品をつくるところがやってくる。今そこをやっているというところなので、現時点でエヌビディアの社員が、安心をして今の状況を楽しんでいるのではなく、次のチャレンジに向けて忙しく働いている。

エヌビディア 大崎真孝日本代表:

独自のもの(日本独自のAI)を作るところと、グローバルのプラットフォームをつくるところはしっかり線引きした方がいいと思う。やはり「ガラパゴス」にならないことだと思う。

エヌビディア 大崎真孝日本代表:

プラットフォームをつくる。開発の競争がものすごく激しいところで先頭に立つことがものすごく重要。それに開発者の人々を巻き込んでいく、そういったエコシステムをつくれた企業というのが強くなっていく。(その「エコシステム」が、今のエヌビディアにはあると)そういうふうに考えている。

【引用終わり】


つまり、ものを単純に作っているだけでは「NG」だという事。
「プラットフォーム」として、何が必要で分散した各要件を統合的に問題解決や価値の提示に持ち込まないと、世界は変わらない。変わらないと云うのは現状維持という事だから、その内実は「長期にわたって衰退し続ける」という結末なのだから。ただ、苦笑を禁じ得ないのは我々国民に向けては分散している情報を統合的に運用させようと躍起なのだ。
信用できない政治や政府に、なぜ、統合による「多大なリスク」を許容できようか?そこは逆で、分散化して国民に「本当の安心」を提示すべきだ。

そのくらい、政府のやっている事は「国民」に信用されていないというのは、統計の数値でも分からないのかな?(マイナ保険証普及率、5パーセント台;2024/5)

今の構造のまま、いくら「経団連」や「政治」や「官僚」が、何かを成し遂げようとしても、「現状のまま、儲けたい」という意思が根底にあるうちは(若しくは、そういう意識が潜在的にあると認知できないだろうが・・・)ここまでそうだったように、次の30年も同様だという事だ。

なぜ、世界の半導体産業が日本に進出するのか?
簡潔に言えそうなのは、かつての中国のように「何かを生産する際にかなり割安」な場所なだけでは?

ラピダスが「2nmプロセス」の先端半導体を手掛けるという。そのために相当の税金が投入され続けている。しかし、TSMCは既に「2026~7年」当たりに「1.6nmプロセス」まで微細化した先端半導体の量産の見通しを立てている。これはニュースの記事にはなったがテレビでは報道されていない。

既に周回遅れの上、そのラピダスの経営陣を見ると「日の丸半導体」の主要企業のトップが名前を連ねている。結構な事だ。ただ、ラピダスを兼務するくらいなら、元々経営していた企業はすべて後進に委ねて、ラピダス一本で退路を断つくらいしないと、単に「政府からの補助金を大量に消費した」という結末を再度見る事になるだろう。

つまり、形式は見えるが「実現プロセス」が、どこにあるのか?まったく理解できないのだ。「DRAM」の二の舞じゃないのかな?
そもそも、国の資本を受け入れている時点で、この国は資本主義なのか?という人も出てきそうだ。

しかも、民主主義と云いつつ、民衆の生活にはそのような大金を投じられたことがあろうか???これを黙ってみているのが政治家だ。




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