2021年6月にGPTを利用したコーディング支援ツールとして GitHub Copilot が発表されてから、プログラミングはAIの助けを借りながら進めていくものというやり方が急速に定着してきました。AI支援によるプログラミングを日常的に行っている人は、もはや以前のコーディングスタイルには戻れない状態となっているのではないでしょうか。
さて、そんなAI支援ツールが標準搭載されている Cursor というエディタが少し前に話題になりました。オープンソースであるVS Codeをベースにして、GitHub Copilotよりも密にUIが統合され、より利便性を高めたようなエディタです。
チャットではコードベース全体をコンテキストに含める/含めないを切り替えて質問をすることができたり、ライブラリのオンラインマニュアルを読み込ませた上で質問をすることが可能になります。
筆者もCursorの日常使用を検討したのですが難点がひとつ、DevContainerに対応していなかったためにメインのエディタとしては採用を見送っていたのでした。
しかし先日、DevContainerに対応したということで早速使用してみたところ今のところは本家VS Codeと遜色なく使えており、今後も使い続けていこうと思っています。
さて、余談ですがCursorを開発するAnysphereとはどんな企業なのでしょうか。
以下のOpenAIによる投資先Mapをみると分かるように、OpenAIのStartup Fundをはじめとする著名な投資家から800万ドル以上の出資を受けていることから期待の高さが伺えます。
以下はTechCrunchによる記事の和訳です。
最後に彼らが公開した2023年のイシューリストの和訳を貼っておきます。
2024年もさらなる進化で別次元のコーディング環境を提供してくれることを願っています。