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【こんな映画でした】650.[過去のない男]

2020年 8月13日 (木曜) [過去のない男](2002年 MIES VAILLA MENNEISYYTTA L' HOMME SANS PASSE THE MAN WITHOUT A PAST フィンランド/ドイツ/フランス 97分)

 『続 ヨーロッパを知る50の映画』(狩野良規 国書刊行会 2014年)に紹介されていたもの。アキ・カウリスマキ監督作品。ようやく初めて観ることができた。なるほどちょっと変わった感じの映画である。DVDでは手に入らなかったので、中古のVHSで。

 主人公はマルック・ペルトラで、[かもめ食堂](2005)で観ているようだ。主役女性イルマはカティ・オウティネン。[ル・アーヴルの靴みがき](2011)で観ていたようだ。この先アキ・カウリスマキ監督作品をいくつか観たいと思っているが、またそこで出会えることだろう。

 「過去のない」というのは、頭に障害を負って記憶喪失になってしまうということ。この手の話は結構ある。ここでは夜の公園にいる時、殴られて金を奪われ、瀕死の重傷を負うという設定。

 そこから助けてくれた人たちも、みな貧しく、何とコンテナ住まい。そんな中から、彼の生きるための日常が始まっていく。そこに恋愛も。犬も出てくる。ラストはハッピーエンドということに。

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