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白鷺や祇園見飽きた顔をして

なかなか筆が進まず久しぶりの投稿になりました。暑さのせいか、いや外には余り出ないので冷房のせいなのか、いずれにせよ、なんとなくぼやっとしつつ一日一日が過ぎて行きます。なので絵も俳句も少し前の記憶からのものです。

白鷺や祇園見飽きた顔をして

祇園白川にはいつも同じ顔をした白鷺が欄干や家の軒下に止まっています。どこに棲んでいるのか、本当は同じ白鷺ではないのかも知れませんが、私にはこの白鷺が祇園を行き交う人などとっくに見飽きているけれど、それでもしっかり白川を守っているように見えました。

白川の白鷺いつもこんな顔

始めの句は「こんな顔」でどんな顔なのかは想像してもらおうと思いましたが、そもそも韻を踏んだ白川がどこの川かピントと来ない人もいるはずだし、「こんな顔」では流石にどんな顔か分かりませんね。我関せずのとぼけた顔ですかね。

久しぶりにジャニーズ事務所から発信があり、ジャニーズ事務所を介せずに情報提供出来る窓口を設置したとのことでした。こんなことそもそも当たり前の話ですが、やっと出て来たニュースがこんなことだとは本当にびっくりです。いずれ記者会見を行うとも発表していますが、ジュリー社長本人が出て来るのかどうかはまだ分かりません。テレビにはジャニーズタレントが連日出ていますが、性加害に関しては一切放送はしないし、そのうち国民も忘れてしまうとでも思っているのでしょうか。しかしながらBBCはまだこの件を追いかけているようです。いよいよ国連人権理事会の「ビジネスと人権」作業部会がジャニーズ問題を調査すると言うことで今月24日から調査団が来日するそうです。ネタ元は共同通信の記事ですが日本の主要メディアはこの件も全く報じていません。まあ自分たちも共犯みたいなものなので歓迎されない来日ですから仕方ないと言えば仕方ないですね。

この国連人権理事会は2008年に慰安婦問題で日本に対し完全な解決を求めると言う過去を持ち出した政治的な動きもしていますが、基本的には現在、世界各地で行われている人権侵害などの問題を指摘する組織です。2013年には日本の精神病治療で長期的な入院、社会隔離、拘束などが問題視されました。2017年には日本の放送メディアの独立性に関し独立した監視機関の設置を提言しています。しかし日本政府がこれらの提言にきちっと向き合ったことは無いようです。人権意識の低い日本政府はジャニーズ事務所問題について今回人権理事会からどのような提言があったとしてもこれは一企業の問題だとして無視するのでしょうね。

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