見出し画像

スケジュール管理苦手な自分、バレットジャーナル【箇条書き手帳】を3ヶ月続けてみた

悲しいことにわたしは忘れっぽく、飽きっぽく、うっかりミスが多い人間です。
手帳もカレンダーも日記も書いていますが、書き忘れたり、見忘れたりしていつも予定通りに進まず、スケジュール管理アプリを使っても改善できませんでした。

そういう人に「バレットジャーナル」がおすすめ……と聞いて、試してみました。3ヶ月試して、とてもよかったので、ご報告します。

発達障害の著者が編み出した人生を整理する手帳術

バレットジャーナルとは、発達障害で集中できず、身の回りすべてがごちゃごちゃで悩んでいたライダー・キャロル氏が試行錯誤して作り上げた、独自のノート術です。
バレット(・)=中点を使った箇条書きで、スケジュール管理からアイデア、思考、人生の目標まで1冊のノートで管理するというものです。

まずは本人が書いた書籍「バレットジャーナル 人生を変えるノート術」を手に入れて読んでみました。ところがこの本は、手帳の書き方(ハウツー)ではなく、自己啓発書みたいな感じなのですよね…。でも忘れっぽく、なにもかもぐちゃぐちゃで整理できないという人達が、実際にこの手帳法を使って思考を整理できるようになっていった実例が掲載されていて、説得力を感じました。

書き方に関しては、バレットジャーナルに関するウエブページがいろいろあり、YouTubeでも紹介されているので、そういったものを見る方が分かりやすいでしょう。

わたしなりの、自分のバレットジャーナルの作り方

最初に行うことから順番に箇条書きに書いてみました。

・まず、お気に入りの素敵なノートを用意する
 これ、すごく大事です。モチベーションが違います。私は可愛くて買ったままになっていたポール&ジョーの猫ノートを使うことにしました。ノートを手に取るたびに、猫ちゃんが可愛くてにまにまします。

・自分の「したいこと」と「すべきこと」を書き出す
 これもすごく大事。ただの手帳術ではなく、手帳を書くことは「自分を好きになる」ための第一歩なのだと書いてみてあらためて、実感しました。

下に貼ってあるのは、お気に入りの「ルナティック雑技団」のマステ

・自分の「リスト」を決める
 これも重要! 単なる手帳と違うのは、このリストがあるからです。
 これまでいろんなノートやファイルやメモ紙に別々バラバラになっていたリストを1冊にしたことで、なにかしたいとき、どこまでできたか確認したいときこれを見ればすぐわかる「わたしの目録帳」になりました。
>例 わたしのリスト
「読書記録」「行きたい展覧会」「講座や勉強」「執筆」「本のネタ」「ブログのネタ」「YouTubeのネタ」「化粧品」「旅行」

そのほか人によっては「映画」「料理」「ガーデニング」「外食」「スポーツや運動」「創作」「公募」「コレクション」「欲しい物」などのリストがあってもいいと思います。

・毎月の予定
 ここでようやく、月々のスケジュールを書きます。普通の手帳と同じく、来月することを箇条書きに書いておきます。

・今日の予定
 これも同じく箇条書きにします。日記と違ってできるだけ短く事実だけを「感情を入れずに」記録することがポイント。日記が三日坊主になってしまう人も、箇条書きだから続くのです。

・インデックス
 バレットジャーナルの本には、必要なページをすぐ見るためにとても大事と書いてあるのですが、わたしはインデックスシールを貼ったので、インデックス全然使ってません💦

以上、あとは、毎月の予定ページをチェックしながら、日々の予定を書き込んでいくだけです。さらにそれぞれのリストにも必要に応じて書き込んでいきます。

実際に書いてみて感じたこと

まずすぐに感じたのは、手で「書く」ことの大事さでした。行きたい展覧会や本の題名を書こうとして、パッと出てこなかったのです💦 いつもネット予約して、携帯に予定を入れていたので、「名称を書いてなかった」のでした。情けないことに自分自身の講座でさえも正式名を言えない始末……。字を書くこと、大事です。

読書記録やネタ帳は、今までも付けていたのですが、手帳とは別だったので、すぐ手元になかったり、「とりあえずそのへんのメモに書いておこう」となって無くしたりしていたのが改善されました。毎日の予定を書くときにもすぐ見ることができるのが頭の活性化にも役立つと感じています。

最後に一番大事なこと、わたしの場合


全然美しくない、毎日の予定のページ

わたしの場合、一番大事かもしれないのは「綺麗に書かない」ことです。バレットジャーナルと検索すると、カラーペンやマスキングテープを使って綺麗に可愛く素敵にレイアウトした手帳の写真がいっぱい出てきますが、「飽きっぽく、無精で、センスなし」の自分には、無理。見て美しい手帳はもちろん、それはそれですばらしいと思います。でもわたしにとって大事なことは、自分の生活をわかりやすく整理整頓することです。そのためには、自分で読める程度の字の箇条書きで充分。

もちろんこれはあくまで、わたしの場合。わたしはダメでしたが、アプリのほうが合っている人もいるでしょう。
そう、自分にとって大事なことは何か? を整理することができたのも、このバレットジャーナルのおかげです。いそがしくごちゃごちゃだった毎日が少しクリアになって、過ごしやすくなったことで、前よりも少しだけ自分のことを好きになれそうな気がします。
みなさまにも、参考になれば幸いです。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?