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「大澤昇平」なる超新星

 一部で騒ぎになっている、例の自称「東京大学最年少特任准教授」の大澤昇平さんですが、ついに界隈のヘルパーT細胞たる池内恵先生のレーダーにも捕捉され、更なる騒動に発展しつつあります。

 なぜかまったく無関係のはずの筑波大学の落合陽一さんもついでに被弾していて、延焼先にも要注意と思っていたところ、大澤昇平さんが中国人差別発言に続いてナチス発言まで繰り出してしまったため、サイモン・ウィーゼンタール・センターにまで通報する人物が登場し、混沌を極めてきております。

 本来であれば、ネットウォッチの文脈として「限りある資源を大切に」という大テーマのもとにサステナビリティを考えた自主的な資源管理を行うべきですけれども、さすがに大澤昇平さんの放出エネルギー量が多すぎて重い元素が沢山できてスーパーノヴァ待ったなしの情勢になりつつあります。このままでは近隣の生態系が壊滅してしまいます。大変なことです。

 問題は、大澤昇平さんについてその素敵な発言や行動とは別に、界隈での気になる事案が事欠かないことです。大丈夫なのでしょうか。寄付講座での素敵なおカネまわりや、女性に関するあれこれなど、驚安の殿堂 ドン・キホーテなみの品ぞろえで野次馬の興味をそそります。

 大澤昇平さんのマイクロソフトリサーチでの活躍も風評として耳にするわけですが、やっぱり天才は一味違うなって思うわけですよね。自分には真似ができないという意味において。そして、一連の大噴火大炎上の原点である「信頼できるサイト」の見分け方のナイス解説があります。

 すべては、ここから大きくなりました。

 AbemaTVは深く反省して欲しいと思いますが、逆の見地からすれば「いま分かって良かった」と言えなくもないので、なかなか世の中むつかしいところです。

 一連の事象は、ネットに突如現れた風の大型物件について、最初は遠巻きにしながら面白がっていたものが、実は大型物件は単に大型物件ではなく、それには確たる理由があるのだとばかりにどんどん肥大化し、戦闘力を増して、さらなる暴言の暴風に見舞われたヲチャーは戸惑い、逃げまどい、しかし勢いは収まらず通報祭りとなり、それでもそこからさらにエネルギーは供給され、海は割け天は墜ちて降りやまぬ雨の中、人々はただ箱舟を待つことになるわけであります。そこに、救いはあるのでしょうか。

 東京大学のコンプライアンス本部にも、また、情報学環にも多数の苦情や通報がいっているようですが、ある意味で変人の巣窟でもある東京大学当局がこの問題を受けて迅速な対応をするのかどうかは分かりません。ほんのり関係先から聞き及ぶ話においては「確かに問題だとは思うけど」という前置き付きで「このレベルの話でいちいち当局が何か言うと、じゃあこれはどうなのだという話がジャンジャン出てきて収拾がつかなくなるのは怖いんじゃないですかね」とのことでした。そうですか。

 まあ確かに右や左のアレな人材が惜しくらまんじゅうをしている風情の世界において、大澤昇平さんのような本物を包容できないようでは東京大学とは言えないかもしれません。一方で、東京大学でまともな研究に従事している皆さんが「あんなのがいてはまともな環境が作れない」と声を上げるのはもっともなので、超新星爆発で強烈なガンマ線が放たれる前に別の星系に避難するしかないんじゃないかとすら思うんですよね。

 どちらにせよ、天才とアレは紙一重でありますが、未踏なんとかに選任された大澤昇平さんが21歳のときに発表されたという資料がこちらでありまして、読み終えると、心の中に確かにコスモが宿る感じがいたします。

 当事者周辺は、おそらくすごく大変な日々を過ごしたのだろうと愚考し、深く同情を申し上げる一方、こういう優れた人もいてネット社会なのだという綺麗事もまた最後に添えつつ筆をおきたいと思います。

 ご清聴、ありがとうございました。

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山本一郎(やまもといちろう)
神から「お前もそろそろnoteぐらい駄文練習用に使え使え使え使え使え」と言われた気がしたので、のろのろと再始動する感じのアカウント