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俺の彼女は…女神様でした。

俺の育った家庭環境については前回の記事で説明してますよっと。
まぁ簡単に言うと、毒親である父親のもとで育って、肉体的精神的共に長年虐待を受け続けて人格否定までされた。クソ親父が20年も付き合い続けた愛人が俺達家族の家に寝泊まりし始め、次第に家族同然の付き合いをするように強要されたことで家庭は崩壊した。
今では家族全員バラバラに暮らしている。
…てところかな


…で、そんなワケアリ家庭で育った俺にはもう付き合って4年目になる彼女がいる。
ネット恋愛→遠距離恋愛→同棲とまで発展した。
きっと彼女と付き合っていなかったら、俺は今でもあの恐ろしい実家に居たかもしれない。

前回の記事を読み、大抵の人は普通に「大変な家庭で育ったんだなあ」と思うと思う。
別に「苦労したんだね」「頑張ったね」と評価されたくて記事を書いたわけではなく、俺の経験が少しでも誰かの力になれれば…と思って情報を発信しただけ。

ただ当然ながら無神経なことを思うヤツも一定数いるのが世の中だ。
「なんで早く家出しなかったの?」みたいな。
別になんらおかしくないコメントではあるけど、こーいう家庭で育った人は恐怖やトラウマで行動を支配されている。当時の俺もそうだった。
「逃げたい」と思うには思うが、その後のことを考えると不確定要素が多過ぎて逃げられない。
「居場所がバレたらどうしよう…」そう考えるだけでやはり躊躇する。それだけリスクがある。
まぁ家出に関しては改めて記事にして書くとして…俺には付き合っている彼女が居たから家出を計画し、実行するまでに至った。
いつか必ず付き合っている彼女と同棲をして結婚する為にな。
どうして彼女1人の為にそこまで出来たかと言うと、当然「好きだから」って気持ちは強いけど、1番の理由は…俺の家庭環境を知った上でそれでも俺との交際を求めてくれたからなんだ。

俺は彼女と遊びで付き合っているつもりはなかったけど、クソ親父がいつ彼女に酷いことをするか分からない。その不安から一時期、俺は彼女の心の傷が深くならないうちに彼女と別れようと思ったことがある。
だが、彼女は俺と別れることを強く拒んだ。
俺の家庭事情、俺が歩んできた壮絶な過去やその苦しみ…それらを全てではないにしても大まかに打ち明けた。
それなのに彼女は俺と別れようとしなかった。

「お前は彼女が出来てもどうせ不幸にする」
「奥さんに手を振るう暴力男になる」
俺は数年に亘る親父と愛人の2人がかりによる人格否定の結果、自分に自信が持てなくなり、彼女を幸せにする自信が俺にはなかった。

彼女が好きだから、大切だからこそ誰よりも幸せになってほしい。だけど彼女を幸せにする相手に俺は相応しくないし、俺には彼女の隣にいる資格がない。きっといづれ彼女を不幸に巻き込んでしまう…そうなるくらいなら。
彼女が普通の人と普通の家庭で普通に暮らす方が良い。そう思ってしまった。
情けない話だけど、当時19歳の俺には彼女を幸せにするなんて将来を約束する台詞は言えなかった。
無責任な言葉は言っちゃいけないと思っていたから。

ほんと、当時の俺には「覚悟」が足らなかった。自分が彼女を誰よりも幸せにするんだ…と。
彼女を幸せにするのは自分しかいない…と。

でも、彼女のお陰で俺は覚悟を決めることができた。
こんな俺を捨てようとせず、「それでも私にはキミしかいないよ」と言ってくれたんだ。
おかしな家庭で育ち、実の父親から、そして家庭崩壊に追い込んだ元凶である愛人からも酷い人格否定を受けた俺は誰にも必要とされていない。まるで「お前なんか生きてる価値なんかない」「消えてしまえ」と言われているような。
そんな中で、俺を必要としてくれている人がいる。
俺を愛してくれている人がいる。

頭ではきっと彼女から身を引くことが正解なんだと分かっていながら、彼女のその真っ直ぐな気持ちがとても嬉しかった。
だから俺は彼女の傍に居る覚悟を決めた。
彼女を幸せにするのは俺であり、誰よりもこの子を大切にしよう…てな。
けれど、彼女の傍に居る為には実家に留まっているわけにはいかない。俺は密かにお母さんと相談しながら家出をする計画を立てた。
そして、計画を立て1ヶ月も経たないうちに親父の不意をつき、俺と母は家出を実行に移した。

家出するタイミングで県外にいる彼女のもとへ行ってしまおうと考えたけど、親父の出方を伺う為に俺はとりあえず1人暮らしを始めることにした。
今では同棲する前に1人暮らしを経験して良かったと思えるし、1人暮らしをしたことでまぁ予想通り親父からの色々な妨害工作ていうか、それに似た嫌がらせがあったからやっぱりいきなり同棲って県外に行かなくて良かったかな。
それに俺のお母さんも出て行ったから様子が気になるし。

そんなわけで俺は彼女の傍に居る覚悟を決められたから、こうして家出をすることができ、同棲までいけた。
彼女には感謝してもしきれないよ。彼女は本当に俺の人生を変えてくれた恩人だ。
アカの他人で初めて俺の事情を知った上で距離を空けることなく、手を伸ばしてくれた。
彼女にもそれなりに不安はあったはずなのに……中々居ないんじゃないかな?
わざわざワケアリ物件を彼氏に選ぶ女の子なんて。
彼女が俺を諦めていたら、俺は今でもあの地獄の世界で奴隷のような生活をしていたかもしれない。
だから感謝してもしきれない。
俺の人生だけではなく、俺を精神的にも大きく変えてくれた人だからこそ彼女は俺の命なんかよりもずっと重い存在で、ずっと大切だ。
彼女が毎日を楽しく生きられるように
彼女が俺と付き合ったことを後悔しないように
俺は全力で彼女に尽くし、仕えようと思う。

俺の叶えたい夢は、彼女が死ぬまでに「この人と付き合って良かった」「この人と出会えて良かった」と心からそう思えるように彼女にとっての最高の彼氏に、最高の旦那様になること。
それが俺にできる彼女への最高の恩返し、かな。
「この命はキミのものだ。だからキミの為に使う。最後の瞬間まで一緒に居よう」
このキリト君の台詞通り、俺もこの命ある限り常に優先すべきは彼女。彼女が生きるこの日常を守り、彼女がいる世界でいつまでも彼女と一緒にいたい。

大袈裟な書き方かもしれないけど、俺にとっては大袈裟なんかじゃない。家庭は崩壊し、家族はバラバラとなり、もう2度とあの家にかつての家族は戻らない。その非現実的なことが俺の人生には「現実」として起こったんだからな。
この当たり前の日常がいつまでも続くとは限らないんだ。いつ何処で何が起こるかわからない。この世界に「絶対」なんてことはないからな。
…かと言って毎日を怯えて生活しろって言ってるわけじゃない。それじゃあ人生笑って暮らすなんて無理だからな。
そう頭の片隅に置いておくだけでも、また違うだろ?ってだけの話さ。
少なくとも、俺はそーいう世界(家庭)で育ったから俺にとっては「普通」ではあるけどね。

少し話が脱線しちゃったけど、今回の記事はこの辺にしとこうかな。
(終わり方がイマイチ分からなかったから無理やりでスンマセン…)

俺が彼女をどれほど大切に想っているのか
ある程度は分かってもらえたかな?
皆んなが普通に抱く彼氏(彼女)への気持ちとは少し…というか大きく変わってるからあまりパッとしないかもだけど。
きっと俺と彼女が4年目を迎えても、これほどイチャラブしてるのはこの熱量が秘訣だったりするかも?笑

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