2023年J2てきとーレビュー #2 第2節 ベガルタ仙台 vs 栃木SC
こんにちは、キリーです。今回はベガルタのホーム開幕戦である仙台vs栃木の試合をレビューしていきます。てきとーにやっておりますので細かいニュアンスがなんか違うのはご了承ください。それでは始めていきます。
スターティングメンバー
開幕戦は町田と0-0のドローに終わった仙台。その試合からは1人変更。⑪郷家選手が待望のベガルタデビューです。また松下選手が初ベンチ入りです。
対する栃木。開幕戦の熊本相手に後半ATに同点ゴールを決め1-1のドロー。その熊本戦からベンチメンバーも含めて変更なし。仙台戦初勝利を目指します。
試合経過～堅守を崩すのは新たなるヒーロー～
昨年も栃木の堅守に苦しめられた仙台。今期の栃木は昨季からの継続路線ということもあり、前半はその守備に苦しめられます。素早いプレスをDFとインサイドハーフの2選手にかけられボール保持が安定しません。この図では⑥エヴェルトン選手がフリーなように見えますが、ボールサイドでないシャドーの選手(この図なら⑩森選手)がケアしていました。⑦中島選手のターンやエヴェルトン選手の簡単に奪われないパワーで前線にボールを届けようとしますが栃木CB陣がシャットアウト。攻撃の形が見出せません。
守備面では栃木の攻撃が⑧高萩選手経由のことが多く、高萩選手へのプレスで妨害。またサイド攻撃が多くWGの選手の守備の頑張りやクロスを入れられても㉝林選手を中心とした仙台守備陣の冷静な対応で大きなピンチにはなりません。
前半途中からボール保持を安定させるために⑮菅田選手がボランチの位置に進むようになりました。これで栃木の中央のプレスが1-2の構造に対し仙台は2-2でビルドアップを進めることになり、栃木の選手の数が合わなくなりました。これにより前半途中からボール保持は安定したものの栃木のゴール前までは進められません。前半は0-0で折り返します。
後半に入ると仙台が一方的な展開を押し付けます。攻撃時の4バックを2パターン用意しました。1つは前半と同じ。もう1つは上図のように㉓小出選手が右SB、郷家選手がボランチ付近に落ちる形です。4-4-2のような形になることで 1) サイド攻略する選手が2人になる。 2)栃木ボランチ脇を狙う選手を増やすことにしました。ボランチ脇を狙ったのは栃木の最終ラインの選手を1人でもつり出すことで仙台FW陣が勝負しやすくなる形を作りたかったのだと思います。この攻勢で栃木は完全に守勢に回ります。
攻撃時の4-4-2は選手交代によってより顕著になります。㊿遠藤選手がトップからサイド、中央のタメなど神出鬼没に動くので相当守りづらかったと思います。また交代により⑳キムテヒョン選手が左SBに回ったことで仙台の守備面もより固くなり栃木は後半のシュートは1本に終わっています。こうなると是が非でもゴールを奪いたいのですが、栃木も集中したディフェンスでゴールを奪わせません。
2戦連続の0-0の引き分けも覚悟した90分。中央でエヴェルトン選手から⑬山田選手にパス。そこから落ちてきた⑨中山選手につなぎPA手前でキープ。中山選手がPA内にパスを送ると遠藤選手が丁寧に落とし、最後は山田選手が決めて仙台が先制します。最後の最後でボランチ脇を狙い栃木DFをつり出し、空いたところでFWが勝負するという形が決まりました。後半ATは栃木のパワープレーもありましたが冷静に跳ね返し試合終了。ホーム開幕戦で今シーズン初勝利となりました。
どっしりとした守備から徐々に栃木攻略法を見つけ実行に移しきれたので良い形で勝利することが出来ました。こうなってくると次の願望は複数得点での勝利。前半においてFWとDFが分断しがちなのでここがうまくつながると前半からもゴールが奪えてより硬い守備で終えられるのではないかと思います。今シーズンのさらなる進化を見ていきましょう。
個人的MVP：⑬山田寛人選手
何はともかく結果を得て見に来たサポーターを安心させたいホーム開幕戦。昨年のようにワタワタはしませんが得点を奪えないとモヤっとした雰囲気で終わりかねません。そんな不安をAT間際に払拭してくれました。特に前回在籍時には苦しいシーズンを送ったこともあり、この勝利に、この声援に人一倍待ち焦がれていたと思います。2020シーズンとは比べ物にならないパワーを送り続けるのでさらに活躍してほしいです。
以上、仙台vs栃木の「てきとー」レビューでした。急用でリアタイ視聴は出来なかったのですが、ツイッターでこのゴールを知ったとき人目も憚らずガッツポーズしてしまいました。今季もホームで数多く勝利してほしいものです。
次節は徳島との対戦です。1分1敗とまだ今季初勝利はありませんが、昨季からのゲームコントロールには磨きがかかっています。ぜひとも攻略し連勝と行きましょう！
それでは、また。
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