2024年J2リーグ超てきとーレビュー#2〜第3節 ベガルタ仙台vs水戸ホーリーホック、第4節 ブラウブリッツ秋田vsベガルタ仙台〜

 こんにちは、キリーです。本日はホーム開幕戦の水戸戦と東北ダービーである秋田戦を「今更」ながらレビューしていきたいと思います。連戦中の微妙な、かつ明日はホーム戦という変なタイミングですが2戦ごとの振り返りということで了承してもらえればと思います。今回もテキストだけになりますが、始めていきます。


第3節 vs 水戸ホーリーホック 〜新たなるユアスタの魔人〜

 3/10(日)にユアスタで行われたホーム開幕戦。ベガルタの先発フォーメーションは4-4-2。GK林、DFは左から石尾、菅田、小出、高田。MFも左から相良、工藤(蒼)、長澤、情滋。FWに中島とエロンというメンバー。長崎戦からは2列目のメンバーのみ変更ということになりました。一方の水戸は4-2-3-1のフォーメーション。GKは松原。DFは左から石井、山田、牛沢、大崎。ボランチに長井と長尾。2列目左から野瀬、落合、甲田。1トップに安藤です。前節甲府戦から右SBを変更して臨みます。
 試合を見ての感想は「よくぞ焦れずに仕留めた」です。まずは「何回目のエンドチェンジやねん💢」というキックオフから始まったこの試合。ほぼ同じスタイルを標榜する水戸との対戦ということでフォーメーション以上にミラーの様相を呈したこの試合。ベガはロングボールで様子見。前半中盤に水戸にややペースを握られますが、最後には攻め立てて前半を終えます。
 前半最後の攻めはサイドからのクロスでした。組み立てに中島が参加した分、ゴール前にエロンしかおらずゴール前の怖さがありませんでした。後半は時間とともに水戸の中盤が空いてきたので、上手くボランチの2人やSHがボールを運ぶことに成功しはじめます。先制のシーンは上手く水戸の攻撃パターンを嵌めて小出がカット。郷家につないで、ふわりとしたラストパスを相良へ。相良は相手GKの立ち位置をよく見てループシュート。ゴールネットに華麗に吸い込まれます。
 終盤はいつもの籠城モード。再三危なっかしいシーンは作られますが守備陣が、これまで2戦のように息切れすることなくシャットアウト。クリーンシートでホーム開幕戦を勝利することが出来ました。
 これまで大事な局面で勝利をもたらす「ユアスタの魔人」と呼ばれるものは後半ATの押せ押せムードの時によく現れたと思います。人それぞれの印象的な決勝ゴールがあると思います(自分は朴のヘッド)。しかし近年その魔人を息をひそめていました。もう現れないかと思っていましたが、姿を変えていたようです。攻撃的な魔人ではなく守備的な魔人となっていました。我々の割れんばかりの声援が、幾重にも重なった防護壁のようになって仙台ゴールを割らせないようになっているように見えました。攻撃的な魔人の方がドラマチックですが、この新しい魔人もベガに勝利をもたらす良い魔人です、今後もぜひとも最終盤のベガの選手に力を与えてほしいです。
この試合のポジティブポイント
・ホーム開幕勝利!
・終盤息切れしなかった!
・ミラー対戦を攻略した!
この試合のネガティブポイント
・籠城モード中は前線へ運ぶことができていない

第4節 vs ブラウブリッツ秋田 〜〜

 今年の数少ないリーグ連戦の初戦となったソユースタジアムでの秋田戦。ベガルタの先発フォーメーションは4-4-2。GK林、DFは左から石尾、菅田、小出、高田。MFも左から相良、工藤(蒼)、長澤、郷家。FWに中島と菅原というメンバー。秋田の特徴でもある空中戦の強さに対抗できるメンバー構成となりました。一方の秋田も4-4-2のフォーメーション。GKは圍。DFは左から才藤、河野、喜岡、村松。ボランチには藤山と諸岡。サイドハーフに佐藤と中村。2トップは梶谷と小松です。今シーズン初勝利は記録していますが、ホームでの勝利は2023/5/7以来無いということで、今季こそと燃えています。
 試合の感想は「耐え忍ぶときもあるよな」です。この日は強風が吹いていたソユスタ。ベガは前半風下に立つことになりました。風を上手く使い獲得した秋田のセットプレーから再三再四仙台ゴールが襲われますが、林のビッグセーブもあり無失点で切り抜けます。攻撃も風下特有の止まるボールから組み立てを狙いますがちょいちょいパスミスが相次ぎ、シュートシーンまで持ち込むことが出来ません。
 後半は風の関係が逆になりました。仙台はその風を上手くとらえられず地上戦でジワジワと秋田ゴールまで迫りますが前半よりはシュートに近づけますがネットは揺らせず。反対にセットプレーの度に再び秋田攻撃陣に仙台ゴールが狙われますが林のビッグセーブ。終了間際にはあわや林と畑の1vs1というシーンを作られますが小出のDOGSOに引っ掛からない素晴らしい対応でチャンスを作らせません。結局、両軍ネットは揺らせずスコアレスドローとなりました。
この試合のポジティブポイント
・肉弾戦を上手くしのいだ。
・林ナイスビックセーブ!
・初の警告無し!
この試合のネガティブポイント
・籠城モードの反動か、終盤の前線へのボール運びが雑目

個人的MVP〜吹っ切れたようで頼もしい〜

㉒小出悠太選手
 昨季は移籍初年度ながらキャプテンを任された小出選手。しかしチームは上手く波に乗れず、彼にしか分からない苦悩があったと思います。キャプテンという重しが外れた今季の小出選手はカバーリング、インターセプトの出足と昨季の不調のような動きが嘘のように羽ばたいています。今、我々が見ている姿こそが本来の小出選手も持ち味なのでこれからも遺憾なく発揮してほしいです。

 以上、超てきとーレビューでした。今回はPCで作成したので見づらさなどは無いと思います。以前のような図解付きのは4月中旬まで難しそうなので、それまでこの文字のみver.で頑張ります
 それでは明日からのホーム2連戦、勝っていきましょう!

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