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5月12日は、母の日(2024年)&母子健康手帳が発行される&海上保安の日&ナイチンゲールデー&ナイチンゲールデーに関連した記念日&ザリガニが日本上陸

【母の日(2024年)】

母の日の起源や風習は国によって異なりますが、日本ではアメリカにならって、5月第2日曜日に設けられているため、2024(令和6)年は5月12日が母の日です。

起源や風習はそれぞれ違うものの、母性愛のシンボルとされているカーネーションを贈るのは、世界的にも共通認識とされています。

カーネーションの他にも、母親に対して日頃の感謝を手紙で伝える、一緒に旅行に出かける、クッキーやスイーツを贈る、同じ時間を過ごすなど、ありがとうを自分なりのかたちや行動で伝えることが大切なプレゼントとされています。

《世界の母の日の一例》
5月第2日曜日:アメリカの女性が母の日を祝う礼拝を行ったことがきっかけ:アメリカ、日本など。
3月第4日曜日:(キリスト教圏の)復活祭前の日曜日が「母親の日曜日」とされていたイギリス、オーストラリアなど。
固定日:その国の女王様の生誕日や宗教観などから:タイ、UAEなど。


【母子健康手帳が発行される】

1948(昭和23)年5月12日、当時の厚生省(現:厚生労働省)が、「母子手帳(現:母子健康手帳)」の配布を開始しました。

終戦間もなく敗戦の影響もあり、当時は感染症対策に乏しく、栄養失調も激しかったことから、妊娠中の母親と産まれてくる子どもの健康を守ることを目的に、妊娠期間の定期診断、母子の健康状態、摂取した薬の種類や量、病状発症時の状態を記録するための手帳が発行・配布されました。

また、出産時の状態、定期検診の内容、病歴、予防接種の有無、アレルギー反応など、出産後の母子の健康状態を記録・管理する役割も担っています。

時代の状況的必要性から誕生した母子健康手帳は、日本が発祥であり、その有効性や効果から、世界でも母子健康手帳を導入する国や地域が増えてきている他、近年では、スマホやタブレットのアプリでも活用できるようになっています。

医学の発展によって、母子健康手帳内の記載項目も変化していて、紫外線が人体に与える影響が考慮され、以前はあった「日光浴」の項目が削除される他、時代に合わせた内容面の改定も随時行われています。

法改正を経て、各自治体から発行されるようになってからは、記載項目も各自治体によってある程度の自由度が設けられているため、その地域のオリジナルが反映されるようになり、外国人用の言語で作成された母子健康手帳もあるなど、内容面だけにとどまらない発展を続けています。


【海上保安の日】

運輸省(現:国土交通省)の外局として、1948(昭和23)年5月12日に、海上保安庁が開庁したことにちなんで記念日が設けられています。

開庁当初は開庁記念日の名称でしたが、後日、現行の海上保安の日に改称されています。

アメリカのコースト・ガード沿岸警備隊に倣い設置された海上保安庁は、日本の領海沿岸水域一帯における安全確保、違反予防、捜査、事件鎮圧、救出活動を含む、保安業務全般を一手に担っています。

また、海での緊急時は、「118」に掛けると、海上保安庁に直接繋がり、状況に応じた判断を仰げます。


【ナイチンゲールデー】

医療活動と医療衛生環境の発展のみならず、助け合いの精神など、看護、看護教育学、社会起業家、統計学の分野で、大きな功績を遺したフローレンス・ナイチンゲール氏の誕生日(1820[文政3]年5月12日)にちなんで、赤十字社が記念日に制定しています。

《功績の一部》
功績事例1:看護の大切さ
1853(嘉永6)年〜1856(安政3)年間に起こった、ロシア、ブルガリアとフランス、イギリスを主要国とした欧州連合軍との戦い「クリミア戦争」時下での野戦病院で、ナイチンゲール氏は、負傷兵たちへの献身的な看護活動に従事。

負傷者看護の重要さと貴さを、社会に広く認識させた出来事として残されています。

功績事例2:医療衛生環境の改善
戦時下での看護体験もあり、ナイチンゲール氏は、統計に基づく医療衛生環境改善のための改革 を率先して実行しています。

この功績により、主にイギリスにおいて、同氏は統計学の先駆者とされています。

功績事例3:看護専門学校の設立
1860(安政7)年には、イギリス・ロンドンに聖トーマス病院付属の形で、ナイチンゲール看護学校 を設立しています。

国際表記:フローレンス・ナイチンゲール看護師助産師学校

ナイチンゲール看護学校は、世界初の宗教色の一切ない看護学校で、当時としては異例中の異例でしたが、ナイチンゲール氏の医療を必要とするすべての人に手を差し伸べる姿勢と信念が伺える象徴とされています。


【ナイチンゲールデーに関連した記念日】

《看護の日》

5月12日は看護制度に多大な貢献をしたナイチンゲール氏の誕生日にちなんで、現:厚生労働省と日本看護協会等が同日に記念日を制定しています。


《国際看護師の日》
ナイチンゲール氏の誕生日にちなんで、国際看護師協会(ICN)が国際デーとして記念日に制定しています。

国際表記:International Nurses Day


《慢性免疫神経系疾患世界啓発デー》
ナイチンゲール氏は後年に、慢性免疫神経系疾患に罹患していたとみられていることから、アメリカのRECIND Inc.が、同氏の誕生日の5月12日に記念日を制定しています。

国際表記:May 12th International Awareness Day


【ザリガニが日本上陸】

1927(昭和2)年5月12日、食用蛙の餌として、アメリカからアメリカザリガニが神奈川県に持ち込まれました。

当時、アメリカザリガニが持ち込まれた数はわずか20匹ほどだったものの、逃げ出した個体が爆発的に繁殖し、全国的にその個数を増やしたことで、1960年代には九州一帯でも確認されるまでになりました。

アメリカザリガニの個体の色は赤や青など数種類あり、特に赤いザリガニを、地域によってはザリガニ自体を「マッカチン」と呼ぶ方が一般的とされています。

また、同じザリガニでも、
ロブスター:海水育ち:主に食用
アメリカザリガニ:淡水育ち
といった呼称の違いもあります。

が、国によっては海水・淡水育ち関係なく、ザリガニ自体を食用としていて、地域によっては高級食材です。

そして、この日は、ザリガニの日として記念日のひとつに制定されています。


(以上、ネット検索より)

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