年賀状の課題と解決策を考えてみよう
こんにちは。
本日は、「年賀状の課題と解決策」についての投稿をしたいと思います。
1.発行枚数が減少する年賀状
まず、こちらの記事をご覧ください。
2024年の年末年始に発行された年賀はがきの枚数が14億4,000万枚(前年比12.2%減)と最も少ない発行枚数となり、13年連続の減少となっているという記事です。
実際、年賀はがきの発行枚数は右肩下がりとなっていることが分かります。
また、総務省が手紙とはがきの値上げを行なう方針を示しており、来年(2025年用)以降は、年賀状の発行枚数が更に減少する可能性があります。
インターネットの普及により、ここ数年は、SNSやメールなどで新年の挨拶をする人が増えたことが大きな要因だと言われていますが、このまま年賀状の文化は消えていくのでしょうか?
そこで、本記事では、年賀状が抱えている課題、および、その課題を解決するための施策について、話したいと思います。
2.年賀状を巡る課題
現在、年賀状を巡る課題はどのようなものがあるのでしょうか?
インターネットの普及が主な原因と言われていますが、それだけでなく、他の原因についても分析し、課題の解決につながるヒントを探していきたいと思います。
では、進めていきましょう。
(1) メッセージアプリの台頭
1つ目は、何と言ってもメッセージアプリの台頭によって、年賀状自体が不要になりつつあることです。
こちらは、10代以上の男女200名に年賀状に関するアンケート調査を実施しました結果ですが、年賀状の枚数について聞いたところ、9割以上の人が「年賀状の枚数が減少している」、または「もう出していない」と回答しています。
そして、年賀状を出さない人の年始の挨拶方法は、メッセージアプリである「LINE」が大半を占めています。
このようにメッセージアプリが年賀状に代わって新年の挨拶代わりに利用されているとのことですが、その理由は何でしょうか?
同調査では、メッセージアプリを利用する理由についてもアンケートを取っていたので、いくつか見てみましょう。
定性的な分析にはなりますが、やはり、「手間・時間・お金がかからなく、手軽だから」ということが主な理由となっているようですね。
一方で、こんな結果も出たようです。
それは、年賀状をもらった際の感じ方についても聞いてみると、年賀状を出さないと回答した人が多かったにも関わらず、年賀状をもらうことに対して好意的な意見を持つ人が約8割と、ほとんどを占めていたとのことです。
つまり、「年賀状を出すのは面倒くさくて嫌だけど、もらえると嬉しい」という人が多いようです。
この消費者の心理が解決策へのヒントになりそうですね。
では、次の課題を見ていきましょう。
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