脳内麻薬とお勉強

やるからには本気です。本気にならないと、楽しめません。毎日精進です。なんのことかというと、スマホゲームのツムツムのことです。一年ほど前、生徒にすすめられたんです。で、ハマったというわけです。

つなげて消す。ただ、それだけ。コインが貯まってきて、新しいキャラをゲットできます。仲間とハートを送りあい、ハートが貯まれば貯まっただけ、プレイできます。課金せずとも、楽しめるものです。ただ、本気ならば、ですが。

最近では、本気すぎて、生徒にやりすぎとバカにされています。やりすぎにも関わらず、腕が上がっていないので、さらにバカにされています。あ、バカは褒め言葉だと受けとめています。

最近、英語の授業では、新しい教材を開発しました。英語で最初に習うのは、五つの文型です。主語が来て、動詞が来て、その後に、目的語やら補語やら副詞やらをつなげて文ができます。このつなげ方がわからないと、英文が作れないし、話せない。

それぞれの文型の英文が書かれたプリントを生徒に配布します。空欄のマスもあって、生徒たちは、すべての文型を使って、ストーリーを作ります。そして、グループでお互いに見せあい、間違いがないか相互チェックしたり、お互いのストーリーを鑑賞します。

で、ここから、です。単語や熟語は、マスの中に書くんです。だから、ひとマスひとマスハサミで切って、カードを何枚もつくって、机の上にバラバラに並べて、一人ずつ、交代で、カードをつなげて、英文を作っていくというゲーム。これが盛り上がるんです。

次に、英文は五枚で完成なので、一人ひとり四枚の手札を持ちます。中央に裏にしたカードの山を作り、そこから一枚ずつカードを引いて、いらないものを捨てて、英文をつくればアガリというゲームに移行します。そう、麻雀です。これも、遊びながら、英語が学べて、盛り上がります。

ツムツムを本気でやってたんです。つなげて消す。この繰り返しを、数万回。で、このゲームを思いついたというわけです。本気じゃなかったら、この画期的なゲームは開発できなかったでしょう。

おそらく、脳内がそうなっているんだと思います。データとデータをつなげ、ストーリーにして、長期記憶の倉庫に格納すると、気持ちいいんです。だから、またデータをつなげたくなる。シナプスがつながると脳内報酬が出るという機能があるのでしょう。

スマホゲームの中毒性を勉強の中毒に使っちゃえばいいのです。また、新たな教材を開発するためには、本気で遊ばなくっちゃいけません。

遊びまくると、仕事しまくりたくなるものです。仕事しまくると、遊びまくりたくなるものです。どちらも本気で、どちらも楽しい。だから、クソマジメな人が、仕事ができず、作業ばかり長時間やるハメになるというのは内緒です(笑)このことに多くの人が気づいたら、僕が遊べなくなっちゃうので(笑笑)

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