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いつも通りの敗戦〜9/29 サガン鳥栖戦〜

ベガルタ仙台 0-1 サガン鳥栖
 66分 エドゥアルド

勝てる気がしない、、、
この一言に尽きる試合だった。

◆スタメンの印象
システムを3-4-2-1に変更、
CBに吉野を入れてボランチは富田、2列目に赤崎を起用してきた。理由は分からないがフォギーニョの欠場は痛恨、中盤に強みがある鳥栖に対して対抗する意図は伺えるが、ベガルタの3バックは結果的に5バックになり攻撃が出来ないパターンが多い、悪癖が出ないことを願いたい。

個人的には、失点し続けるCBのアピアタウィアと福森を起用した事は疑問、まだ持ち味が発揮されない富樫を使い続けている点からも、選手選考は迷走が続いている印象だ。

■課題
・前プレスの精度と継続性
後半の立ち上がりは良かったが、暫くすると対策されて押し下げられてしまいプレスが効かなくなってしまった。ベガルタによくあるケースだが、後半立ち上がりは良くてもそこで点を取りきれず、対策されてペースを明け渡してしまう。良い時間帯を長くしない事にはチャンスは増えない、ベンチ含めて試合中に対策されても修正できる力を付けたい。

・福森を起用し続ける意図
前節に続き失点に絡んでしまった。非常に不用意なファウルをしてしまい、結果失点に繋がった。フィジカルが弱く守備面の課題が多い、持ち味は左足のフィードだが失点に絡んだためか積極的なフィードは殆どなかった。
これでは彼を起用するメリットはなく、平岡を置いた方が断然守備は安定する上、セットプレーでもキーマンとなれる。対戦相手のFWの特性にもよると思うが、福森は現状どんなFWでも不安だ。

・手倉森監督の限界
もはや手倉森監督は限界だろう。
シーズン序盤は勝てない試合が続きながらも、成長の跡が見えたので期待を持てたが最近の試合からは修正が見られない。結果だけをみたら僅差の敗戦が多いが、内容は敗戦が妥当といえるものばかりだ。

手倉森監督にとって痛かったのは、前線にクオリティの高い選手を獲得出来なかったこと、また獲得した外国人助っ人の能力を引き出すマネジメント力がなかったことだ。クエンカ、マルティノスは退団し、皆川はJではベンチ外、獲得したカルドーゾとオッティもスタメン起用の目処がたたない状況が続いており、いまの前線の選手はJ1で得点出来るクオリティは持ち合わせていない。ベガルタの数少ないチャンスを決めて勝つというサッカーは、選手個人の能力から見てもそもそも成立しないのだ。

来シーズンJ2で戦うにしても、残り11試合をどう終えるかが重要となる。変わらない手倉森サッカーで心中するのか、僅かな望みながらもショック療法を期待して監督交代に踏み切るのかフロントに決断して欲しい。


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