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見つからない攻撃面の解答〜8/14横浜FC戦〜

ベガルタ仙台 0-0 横浜FC

横浜FCとの裏天王山、非常に残念な引き分けとなった。最後のクオリティが足りないことも課題ではあるが決定機の数を増やさなくてはならない。そしてなにより手倉森監督が開き直って前に進んで欲しい。後半30分までは0-0 でOK、そこから攻勢を仕掛けて1-0で勝ちたい思惑があるのだろうが、ベンチにはたった15分で点を決めるクオリティはない。

◆スタメン印象
移籍組の福森抜擢はポジティブだが、平岡と吉野のいないCBはどうでるか、ビルドアップに特徴のある2人なので攻撃面で期待したい。

上原の起用も前節機能しなかった組み立てのところを修正してきた印象だが、松下が今節もベンチ外は気になるところだ。今節も前線の選手を変えてこなかったところは結果にどう影響するかみたいところだ。

◆課題
・物足りない左サイド
前節でも書いたが石原の左サイドが物足りない。インターセプトに特徴のある選手だがその後のパスの精度と判断が悪い、また突破力は皆無、ライン際までえぐってクロスは殆どないのが難点である。ストロングである右サイドが対策されつつあるいま、守れてさえいれば良かった左サイドが重要となる。真瀬がノリノリなので左は攻撃専攻型である必要はないが、守備の強度と最低限の攻撃への貢献は求めたい。

・改善されない手倉森采配
オッティ、カルドーソを80分、蜂須賀を89分に投入したが結果得点には至らず。後半は殆ど横浜FCに決定機を作らせなかったが攻めあぐねていた印象。それでも攻撃のカードを切るのがここまで遅いのは非常に疑問。。
失点が少ないことに一定の満足をしているのだろうが、前線の選手に対しては点を取れていない現状をきっちり評価するべきだろう。控え選手としても結果を残していない選手がスタメンを張り続けるのは納得しない、公平な評価基準が競争を活性化させるのではないか。

◆収穫
・福森のビルドアップ精度の高さ
早速のスタメン起用に応えた、遅くて精度の低い仙台のビルドアップを活性化させた。前評判通り、左足から繰り出される横パスやサイドチェンジの精度は良かった。攻勢にまわる展開が多かった為、今節では守備面の強度は評価しづらい。次回の横浜FM戦が試金石になるだろう。

◆最後に
次節はアウェイの横浜FM戦、ホームでは引き分けだったがマリノスは更に攻撃のクオリティがあがっており脅威だ。最近のベガルタの試合からするとポゼッションさせてもらえるチームに弱い、その意味ではポセッションの高いマリノス相手にはいかにカウンターの機会を増やすかが重要だろう。次節は結果も大事だが、残り13試合に期待を抱かせるような内容にして欲しい。

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