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望みを繋げる勝利〜9/12 ガンバ大阪戦〜

ガンバ大阪 2-3 ベガルタ仙台

37分 〈ベ〉富樫
39分 〈ガ〉矢島
42分 〈べ〉冨樫
60分 〈ガ〉パトリック
79分 〈べ〉西村

待望の勝利、12試合振りの勝ち点3を獲得した。これで残留圏まで勝ち点4、残留に望みを繋げる勝利となった。

◆スタメンの印象
DFは福森をベンチに下げて4バックに戻した、中盤に大きな変更はなかったが加藤が復帰したもののフォギーニョが欠場。負傷したとの発表もないので原因は不明だが、戦術的な理由でのベンチ外であれば、手倉森監督の判断には大きな疑問が残る。マルティノスに続いて監督との不和により退団とならないことを祈りたい。最前線は前節に引き続き富樫と赤崎の2人を起用、得点の匂いがしないだけに今節が正念場だろう。

◆ポジティブな点
・富樫の覚醒
今節の勝利は富樫の働きに尽きる。加入以降、大きなインパクトもなくこれといった決定機を演出する事もなかったが、遂に大きな仕事をした。比較的特徴が分からない選手だが、難しいヘディングを決めきる技術があったとは嬉しいサプライズだ。西村もコンディションが上がっており、CFのスタメン争いを活性化させて欲しい。

◆今後の課題
・右サイドの守備の強度
一度ならず二度までも追い付かれる厳しい展開となってしまった。真瀬が欠場した事で右サイドの守備が緩く、2失点とも蜂須賀のところが失点に繋がった。クロスの精度が特徴の選手だが、守備でのやらかし癖をなんとかしないとスタメンは厳しい。PKを取られたハンドも後ろに手を組んでいたら防げていただけに残念だ。

・基本的な事を突き詰める事
止める蹴るの精度をあげる、不用意なファウルをしない、容易にCKにしない、取られたらすぐに寄せる、守備はもう1歩寄せる等、基本的な事だがこれが出来ればもう少し良い展開でゲームを進められただろう。後半は西村、真瀬、中原といった基本技術が高いメンバーが入り改善されたが、前半はストレスの溜まる展開が続いた。

今節の勝利を生んだのは、富樫の覚醒に尽きる。忘れてならないのはガンバ大阪のコンディションが非常に悪かったこと、前半は度重なる決定機を外し続けて後半も単調な攻撃に終始した。
今節勝ったからといっても、数多くの決定機を与えて2失点したという事実にきっちり目を向けて欲しい。アピアタウィアは悪いなりに使い続ける事で精度が上がってきた、ビルドアップの強度を考えるとレギュラーに定着して欲しいが残留圏に残る為に一抹の不安が残る。バックアッパー兼3バックの守備固めとしては、守備に大いに不安のある福森よりも平岡を置いておいた方が安心だろう。

残すところ10試合、残留争いを戦う次節からの清水、徳島、柏、大分、広島の5戦でどこまで勝ち点を積み上げるかが重要、今節を転機として連勝街道に乗りたいところだ。

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