きぬ

のんびりした物腰と落ち着きのない生き様で日々を過ごしています。今日もいいことありますよ…

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のんびりした物腰と落ち着きのない生き様で日々を過ごしています。今日もいいことありますように。

最近の記事

Netflix『Fair Play/フェアプレー』感想:わずかなカタルシスの意味(ネタバレ)

寝っころがりながら入眠のおともにNetflixを観ることも多々あるのですが、この作品は序盤でグンと引き込まれてしまい、途中から着席して最後まで観きりました。配信作品でこんなに集中したのも久々かもしれない。 まず、Netflixの紹介文が秀逸だと思いました。引用すると、 いいなと思ったのは、昇進したの片方の性別を伏せている点。性別を明かしていないのに「関係が微妙になるんだから、きっと昇進したのは女性」と想像してしまう事実があって「ああ嫌だ」と思わせてくれる(異性愛のカップル

    • 「寂しい」と認められるようになった自分は強くなったと思う

      「独りじゃないから1人でいられる」 昔、なにかのTVCMで女優のりょうが言っていた台詞だ。文字の表記が正確かはわからない。でも、そういう意味合いだったと思う。 当時の私は中学生だったか、いや高校生か。「ほんとそうだよね、うんうん」と若者ながらに思っていた気がする。 当時からなんとなく1人時間は好きだと思っていた。同時に、割と幸運な学生時代を過ごしていた私は、陽キャたちのなかの不思議キャラとして大体いつも友人と過ごしていた。孤独を感じたことはなかった。 そして四十路にな

      • 人間ドックでのちょっとした笑いについて(バリウム検査、マンモグラフィーなど)

        先日人間ドックに行ってきた。 個人事業主になってからは、 「やっぱり高額だな」 「経費で落とせないなんて」 という理由で切なくなる部分もあるが、健康には代えられないという感覚が年々高まっているので、エイヤとできるだけ毎年行っている。 ずっと同じ病院で人間ドックを受けている。都心の病院で、非常に手際が良いため自分が工場内で検品されているような感覚になるところがまずちょっと好きである。 人間味も思いやりもありつつ、本当にムダがない。検査をしてくれる方たちはその道で卓越してい

        • 卵子凍結の自己注射に震えていたはずなのに得意になってしまった

          卵子凍結。個人的に今年前半の一大プロジェクトだった。 多くの病院では卵子凍結の年齢制限を39歳にしていて、今年四十路を迎える前に滑り込みでやることにした。3回トライして2回採取し、約5ヶ月間にわたる卵子育成の日々は無事終わりを告げた。 大変なことはいろいろあったが、最初の難関の1つが自己注射だった。久々に、物理的に怖いと感じたのだ。 普段、私は注射を怖いと思わない。注射の機会があるといつも針を凝視し、刺さっていく針をウムウムとうなずきながら確認する。そんな余裕をかまして

        Netflix『Fair Play/フェアプレー』感想:わずかなカタルシスの意味(ネタバレ)

        • 「寂しい」と認められるようになった自分は強くなったと思う

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          食いしばりすぎてすきっ歯になってきた話

          私はもともと歯並びが良い方で、ぎっしり詰まったとうもろこしのような前歯を持っていた。隙間なく収まっていた粒々とした歯たち。 異変に気づいたのは数年前だった。私はフロスを日課にしており、以前は歯と歯の間をフロスがかき分けていく感覚があった。通りますよー、はいごめんねー。そして歯に挟まっていた予想外の代物を眺める。スリルに満ちた瞬間だ。 そんなフロス時の手応えが、ある時から軽くなった。力を入れなくとも、フロスが抵抗なくスイスイと歯茎まで到達する。 なんでもない、特に問題ない

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