見出し画像

【簡単】独学で英語を学ぶ方法 〜NHKラジオは最良の教材〜

前回は自己投資しようというお話でした。

今回はその中でも日本人が皆苦労を強いられる英語の勉強についてもう少し深掘りしてみます。

ちなみに僕はまだまだ勉強中の身であり、流暢に英語を使えるわけでもないし、仕事や日常生活において英語を使って意思疎通する環境にもおりません。

ましてや英検やTOEICなどの試験も受けたことがないので、大きな口はたたけません。

しかし、大学生の頃からどうやれば英語を身につけられるのか悩み、いろいろ試行錯誤してきた身であります。

その度に英語学習を挫折して止めて、しばらく経過して再開するを繰り返してきました。

そんな僕だからこそ、ある程度継続でき、無理なく英語に触れられるツールや方法を紹介できるとおもい、記事にしました。

参考程度に読んでほしいです。 

1.まずは文法の基礎を押さえること

まずは英文法です。

文法は言語を学ぶ上での基本と言ってもいいでしょう。

近頃は文法よりも実践という風潮が強いですね。

その意見や考え自体は僕も否定はしないし、むしろ賛同する点の方が多いです。

しかしながら、高校時代に英文法を人並み以上に時間をかけて勉強してきた身としては、基本的な英文法を理解しておくと、伝わる英語に繋げやすいです。

高校で習うような、比較表現や仮定法過去完了などはあまり使わないので、力を入れて覚える必要はないでしょう。

しかし、中学で習う文法(so that構文や時制など)は読むときはもちろん、話すときも、聞くときも、書くときも必要な要素です。

余談ですが、文法をしっかり勉強することで、再度勉強し直すときに非常に便利です。

文法という引き出しから英語の構造を理解できるため、いつでもやり直しが効くのです。

ちなみに僕は大学では第二言語としてスペイン語を履修していました。

文法担当の教員の教え方が上手で、僕自身も結構勉強しました。

そのときに覚えた文法(男性詞・女性詞の違いや動詞の活用など)のおかげで、今でもスペイン語を見たときに少しですが内容がわかったりします。

少なくともどこが動詞なのか、意味の切れ目くらいはわかるようになりました。

なので、言語を勉強する上で文法は欠かせないとおもってます。

最初は『中学英語』のキーワードが書名の薄い文法書で基礎固めすると良いですよ。

実際に読み書きのときは、以下の文法書がおすすめです。

2.NHKのラジオ語学講座を利用する

文法の基礎を押さえた人は次はNHKの語学講座に取り組みましょう。

2019年5月時点で英語だけで10講座くらいあります。

最も難易度が高いものが「実践ビジネス英語」です。

逆に最も難易度が低いものが「基礎英語0」です。これはテレビと並行の講座ですね。

実力アップにこの1冊! 実践ビジネス英語

以下に該当する人は「実践ビジネス英語」(週3回)を聴講すると良いですよ。
※2021年3月を以て講座終了

・英語に自信がある人
・海外に長年住んでいて帰国した人
・留学帰りの人
・海外へ留学を考えている人
・これから外資系の企業へ転職を考えている人

こちらの講座はアメリカのビジネス現場が舞台であり、日常会話や雑談で使える大人な表現を多彩に盛り込んでいます。
(個人的には)かなりハイレベルな内容なので挫折しないように相当の根気が必要かとおもいます。

ちなみに、2021年3月を以って実践ビジネス英語の講座は終了しました。
その代わりに年4回『現代ビジネス英語』(著者・杉田敏)が発刊されてます。講座の放送はありませんが、テキストと音声のみで杉田さんの英語講座を引き続きお楽しみいただけます。

ちょっとしたビジネス表現を学びたいなら『入門ビジネス英語』

実ビジネスでの使う言い回しやフレーズを少しずつ学びたいと考えてる人は「入門ビジネス英語」(週2回)を聴講しましょう。

スクリプトも長すぎず、短すぎずなので、高校での英語を終えていたら、それほど難しくはないはずです。

また、アジア圏出身の登場人物もいるので、少し訛りのある英語も聞くことができるのが良いです。

NHKラジオ英語講座の定番と言えばこれ! 『ラジオ英会話』

ビジネスシーンではなく、日常的に使う会話表現を学びたいと考える人も多いでしょう。

そんな人は最もメジャーな「ラジオ英会話」講座が良いです。

長年多くの人に親しまれている講座ですが、これが2018年よりさらに細分化しました。

具体的には「ラジオ英会話」と「遠山顕の英会話楽習」です。

2017年まで遠山顕氏担当の「ラジオ英会話」は内容的にも実質「遠山顕の英会話楽習」へ引き継がれています。

2018年からの「ラジオ英会話」は従来よりも易しく、非常に取り組みやすいとおもいます。

文法を終えて少し自信がついた方はこの「ラジオ英会話」から始めると良いでしょう。

英会話の基礎の基礎から始めたい方は『基礎英語』

英語に苦手意識があったり、コツコツとレベルを上げていきたいとお考えなら、「基礎英語0」〜「基礎英語3」の聴講を推奨します。

それぞれレベル的には小学生〜中学3年生に該当します。(それよりも少し難しいかも)

ちなみに僕はこの「基礎英語3」に取り組んでいます。

個人的な感覚では前述の「ラジオ英会話」よりも会話の聞き取りは難しいように感じます。

まずは「基礎英語3」を聴いてみて、難しければ「基礎英語2」へ、それでも難しければ「基礎英語1」へとレベルを下げていくのが良いでしょう。

「基礎英語3」がスラスラわかる、シャドーイングや音読も詰まらない、ということであれば、上記の語学講座のいずれかを聴けばいいです。

他にも講座はあるので、自分が継続して学習できそうなものを試してみましょう。

具体的にどう勉強するのか

NHK語学講座を聴こうとは言ってもどういう勉強が一番いいのでしょうか。

これは僕が実践しているやり方ですが、参考までに紹介します。

①まずは自分のレベルよりかなり簡単と思える講座をテキストを買わずに放送やストリーミングを使って聴く。

②そのときに講師や登場人物の後に続いてシャドーイング・書き取りをする。
7割くらいできればOKと心得て、わからない箇所はメモし、会話や解説を何度も聴く。

③それでもわからない、どうしても聞き取れない時は諦めて次に進むこと

これを継続的にやっていき、聞き取りも書き取りも8割くらいできるようになれば、次の講座に進み、テキストを買って臨めばいいです。

テキストを使う場合は、少し難しいと感じるレベルなら、聴講前に英文と日本語を見て内容を把握しておくことを推奨します。

何もわからない状態で英文を聞いてもお経のようにしか聞こえませんよね。

であれば最初から内容を把握して臨めば理解が早まります。

慣れてきたら、最初から英語だけで聴くようにすればいいです。

まとめ

以上のように自分なりにNHKラジオ英語の勉強方法についてまとめました。

基本的にはラジオ講座の英語はいずれもアメリカや日本が舞台で、アメリカで使われる表現ばかりです。

しかし、アメリカ英語は英語学習の入り口としては良いとおもってます。

他の英語(イギリス英語やインド英語など)を学びたい場合は、ラジオ講座と並行して学びましょう。

僕も含め少しずつレベルアップできるように一緒に頑張っていきましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?