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続・今さら聞けない「フェアトレード」

 2ヵ月くらい前に、『今さら聞けない「フェアトレード」』という記事を投稿しましたが、フェアトレードはもっと奥が深いなぁと感じることがあり、もう一歩深掘り、というか情報を追加しようと思いました。

§日本フェアトレードフォーラム(FTFJ)

 日本でフェアトレードを普及させるために草の根で活動を続けてきている団体がありました。その名も日本フェアトレードフォーラム

 私たちは国際的なフェアトレードの動きとつながりながら、より多くの方がフェアトレードを理解し、フェアトレード商品が日々の暮らしの中でより身近になるよう活動しています。そうすることで、世界の中で、また日本国内で経済的、社会的に弱い立場に置かれた人々が人間らしい自立した生活を送り、経済や社会の構造そのものが公正かつ持続的になることを目指しています。(FTFJのHPより)

フェアトレードに関する意識調査を行ったり、フェアトレードタウンやフェアトレード大学の認定などを行っているそうです。

§フェアトレードタウン

 「フェアトレードタウン運動」とは、「まちぐるみ」、つまり、まちの行政、企業・商店、市民団体などが一体となってフェアトレードの輪を広げることで、不利な立場、弱い立場に置かれた途上国の生産者の人たちの自立や環境の保護保全に貢献しようとする運動です。この運動は2000年にイギリスで誕生して以来、今では世界23カ国に広がり、フェアトレードタウンの数も1200以上に達しています。その中には、ロンドンやパリ、ローマといった首都も含まれています。(FTFJHPより)

 そもそもFTFJの前身が「フェアトレードタウン・ジャパン」で、2000年から始まった「町ぐるみ」でフェアトレードを広めようという草の根の運動を母体としています。
 FTFJは2011年にフェアトレードタウンの認定基準6項目を策定し、それらを満たす自治体に認定を出しています。
 基準等の詳細はFTFJのHPをご確認ください。
 これまで、2011年に熊本市がアジア初のフェアトレードタウンに認定され、2015年に名古屋市、2016年に逗子市、2017年に浜松市と徐々に増えてきています。

§フェアトレード大学

 最新情報として、今年2月浜松の静岡文化芸術大学がフェアトレード大学の認証をアジアで初めて取得しました!

静岡文化芸術大学では、以前から学生サークルなどが中心となってフェアトレード推進活動に取り組んできました。
 2016年には全学的な合意のもとフェアトレード大学認定を目指すことを決定し、学生・教職員が協力して「フェアトレード大学推進準備会」を立ち上げ準備を進めてきました。そして、2017年9月にフェアトレード大学認証機関「日本フェアトレード・フォーラム」に認定申請を提出。2018年2月1日に開催された日本フェアトレード・フォーラム理事会において、国内第一号のフェアトレード大学認証に認定されました。
(静岡文化芸術大学HPトピックスより)

フェアトレード大学はタウンと同様に設定された5つの基準を満たした大学が認定されるものです。
 基準等の詳細はFTFJのHPをご確認ください。

 浜松市はタウン認定もされていて、認定大学もあるというフェアトレード最先端の都市と言えるかもしれないですね。

もしサポートいただけたらファンドレイザーとしてのスキルアップに活用させていただきます。