水面がぶくぶく泡立って、泉の女神が現れた。
「貴女が落としたのは……いや、なにも落としてはいませんね?どうして私はここに?」
「いえ、落ちてしまったんです」
「落ちた?」
「幼い日。落としたたった一本の花を、花束にしてくれたあの日から……貴女が好きです、女神様!」
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