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日々のプチ楽しみ料理

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お客様のために高い卵を買う理由

「お一人様一パック限り 99円」 そんな広告を見つけてウキウキする朝が稀にある。 そう、卵一つで一喜一憂する世の中だ。 さてスーパーに行くと「高い卵」と「安い卵」が売ってある。高い卵はなんだか栄養が良いとか、自然に育てたとか、そうした付加価値があって高くなる。そのため、安い卵が不味いわけじゃない。 安い卵だってごちそうになる。 オムレツ、オムライス、かに玉、チャーハン、いり卵、お弁当のたまご焼き、ゆで卵、白身と黄身を分けてクッキーとプリンに仕立てたりもできる。 「高

世界で一番悪いこと

午後の紅茶を午前中、しかも朝から飲みほした時、何とも言えない幸福感が胸を満たす何て言ったら、変だと思われるだろうか。 私の家族はナチュラルというものを愛する人たちであり、なにより地に足をつけて生きている人たちだ。 紅茶も無農薬はもちろんのこと、料理も手作りが基本、おやつも同じく。滅多なことでは外食に行くことはなく、誕生日に「ココスに行ってみたい!」と強請る始末。シャンプーは石鹸、服は綿製品だった。 やっとコンビニに好きに立ち寄って、夜店で買い食いができるようになったのは、

フレンチ前に読んでほしい本「美味礼讃」

フレンチなんてお高く留まって、まあそうおっしゃらず聞いてください。 日本ではイタリア料理もフランス料理も、スペイン料理もアメリカ料理も、何もかも一緒の「西洋料理」だった時代がありました。どれもこれも、西洋から来た料理、でおしまいだったわけです。 この本が何かと言うと、伝記小説。 すなわち、とある一人の人間の生涯を綴ったもの、ということです。 そのとある一人は「辻静雄」、辻調、と聞けば、聞き覚えのある人もいるかもしれません。海老沢泰久という方が書かれました。 かつて「西