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今週のkinologue【5/16-22】

ワークショップ出張の次の日には、西会津へショートトリップ。5年ちょっと前に訪れた芸術村などのトレース+楢山集落へ。日本の原風景に圧倒される。こんなものを月曜に見てしまうと、今週仕事できないよ〜と思いながら帰宅。火曜からカンヌ国際映画祭@オンラインが始まり、早々に現実に引き戻される。カンヌと言っても、映画祭の裏で開催されているマーケット参加なので、至って地味なもんです。

今年のポスターは『トゥルーマン・ショー』。

毎日送られてくる前日のダイジェスト動画とか、トム・クルーズや日本人監督が出たときにTVで流れてきたニュースを見る限り、現地はノーマスクで、完全にコロナ前の賑わいに戻った感じ。といっても、私が現地に行ったのははるか昔のことで、オンライン開催がなかったら、カンヌとは縁遠いままだっただろう。もちろんオンラインで見られる作品数は圧倒的に少ないし、競争相手がいるような作品の交渉では、現地にいた方が絶対優位だ。以前、オファーを出したら他社を優先した会社から「この作品にオファーが入ったんだけど、興味ない?」というメールが。こいつ、私の時にも同じことしたんだろうなと思うと腹が立つ。ま、そうやってMGをつり上げていくのもエージェントの仕事だから、仕方ないんだろうけど。初夏のフランスの太陽の下で、血で血を洗う戦いがきっと今年も繰り広げられているのだろうなぁ。こっちはいつものようにスクリーニングのリクエストを出して(見たくても返事が来なかったり、遅れてくることもしばしば)、データベースをチェックしてスクリーニングのないものにはスクリーナーを依頼する。2年前のフィンランド映画業界の集いで「日本人はきっと好きだと思うー!」(なんで?)とプロデューサーに激オシされた珍しくエロいフィンランド映画とか、お父さんの死を受け止めていく女の子(彼女がつくった葬儀のシーンが素敵だった)のリトアニア映画とか、この数日で何本観たがわからなくなってきているけれど、今のところ、ものすごく良かったと思う作品には正直出会ってない。25日までの後半戦と、送って貰ったスクリーナーに何かあることを願う。

こうしている間にも、『〈主婦〉の学校』『365日のシンプルライフ』AFTER BOOKが、個性的な書店でも置かれ始めていて嬉しい♪

沖縄のくじらブックス&Zou Cafe さんのtwitterより

オンラインショップもおかげさまで日々ご注文があり、特典と合わせて、心を込めて発送してます!送料を抑えたく、スマートレターで発送していたが、最近、普通郵便の配達遅れが著しいので、配達状況がわかるクリックポストに全て変更。梱包材が必要となり、泣く泣く送料を100円あげました。

シネマ映画.comでの先行独占配信は本日まで。次は25日から自社のkinologue onlineにて配信予定。収益を考えたら、早く配信サービスにたくさん出した方がいいのだろうが、これも書籍と同じでやってみたいことだから仕方ない。ひっそり始めてみます。こんなロゴです。お見知りおきを。

グレーの場合もあり。


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