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自然農の気づき

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自然農をしていく中で見つけた気づきをまとめていきます。
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雑草の根の役目

雑草の根の役目

1)作物に広い養分吸収圏を提供し、未知の世界に案内する

2)作物の吸収圏外に失われた養分を表層に吸い上げ、還元する。

3)心土層を繊維状化する

4)下層に貯水槽を作ることを助ける。その水分は養分を伴って、表層に移動し、作物に供給される。雑草と共存する作物が、除草された作物より干ばつによく耐える理由はここにある。

以上、『有機農業ハンドブック』の記載です。

私は去年は8月から自然農の畑をし

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虫さんの取り分、種の分、そのあと人間の食べる分

虫さんの取り分、種の分、そのあと人間の食べる分

5月はエンドウ豆の旬でした。

エンドウ豆の種取りしていたら、虫さんにすでに2個食べられていました。

見ていて、しみじみ、人間は、ここを間違ったのだと思いました。

まずは、自然界へお返しする。

そして、未来用に取っておく。

そのあとの分を自分たちで食べる…。

現代は、なにもかも逆になっています…まず自分の取り分をぶんどって、それから、未来の子供たちに分ける分、最後が自然界にお返しする分…

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究極の自然農は、水源の守り人

究極の自然農は、水源の守り人

ちょっと日本の森林保全をかじった人なら誰でも知っているが、日本では里山というものは、人の手が入って保全され、循環していくもの。欧米式の何も手を加えない環境保護は、奥山を除くと、日本では、”単なる責任放棄”、となる。日本の標高の低い山々…つまり、生産力の高い緑地…は、人の手が入って、完結するようにできている。

今日は、松国自然農園で出会った柴田さんの農園を訪問した。”問いではなく、答えを生きる”と

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