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コンセプトとはなにか?

今の時代は、コンセプトが強い人ほど売れている
ことは間違いないです。

そんな中でコンセプトとはなにか?
とふと疑問に思ったんです。

ビジネスで使われる「コンセプト」は、
どのような顧客にどのような価値をどのようにして
提供するかといった、骨組み・構想を表します。

そんなことは知っているよ!
コンセプトを知っている人にとっては、
当たり前ですよね!?

僕自身、その当たり前をもう一度疑問に持つこと
から始めてみて、学び実践に落とし込んだんです。

今回は"コンセプトの作り方"についての話しでは、
ないです。

コンセプトの大事な部分である【コア】がテーマです。


機能よりも意味を買う時代

商売をしている人なら、わかると思いますが…
今は、機能やスペックを全面に押し出しても商品や
サービスが売れなくなってきています。

それは、

どの商品もサービスも同じ機能があり、他社との
明確な機能の差がなくなってきているからです。

そんなときに必要なのが「コンセプト」です。
ここが他社と違う。とハッキリ言える"強み"こそ、
コンセプトが常に関わっています。

どんなビジネスでも、本質は変わりません。
「誰のためになに(価値)を提供するか」という1点です。

ストックホルム経済大学の
ロンベルト・ベルガン教授は、現代では技術や機能
以上に「意味のイノベーション」が求められている
と指摘しています。

たとえば、ロウソクです。
電球の発明によって、暗がりをなくすロウソクの
機能的役割は終わりを迎えました。
僕もそうですが、ロウソクの明かりは台風など停電
ときの備えや誕生日のロウソクを使うしか認識して
いませんでした。

ところが…

ロウソクの売り上げは2000年代以降も多くの
先進国で売られているのです。

なぜなのか?

それは、ロウソクに「明かりを灯す」に代わる意味
を見つけた
からです。

今では、ロウソクからキャンドルへと名前が変わり
「あたたかい雰囲気をつくるもの」や
「香りを楽しむもの」として生き残っています。

ここで言いたいのが、今の成熟した時代こそ、
スペックや機能で買われるのは難しくなっている。

今の時代は「意味」が買われるようになっている
認識しなくちゃいけないのです。

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コンセプトとはなにか?

一般的にコンセプト(英:concept)は…
概念や発想などの意味を持ちます。わかりやすく
言い換えると、物事の考え方のベース・方向性の
ことです。

マーケティングで使われるコンセプトとは、商品や
サービス、あるいは企業が目指す方向性を言語化
したものです。

たとえば、〇〇のある時代に…
なぜロウソクが存在するのか?
なぜ居酒屋が存在するのか?
なぜそのズボンを着るのか?
なぜ本で勉強する人が存在するのか?

など、そこにある方向性や意味を言語化し、
答えを見つけ出すことです。
答えを見つけることで、"存在する意味"が明確に
なり、商品やサービスを買う理由ができるのです。

コンセプトとはなにか?それは…
「なんのために存在するのか」を示す言葉です。

あなたのコンセプトは、
何のために存在してますか?
それを言語化することで、答えが見えてきます。

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新しい意味を創造する

今では当たり前ではないのですが…
20代になると結婚を考えたり、自動車を買い、
家を買うのは当たり前だったんです。

このときの時代は、当たり前を疑う人などは、
ほとんどいませんでした。

現代では、結婚しない幸せがある。
自動車を買わなくてもカーシェアリングやタクシー
代行などの代替手段がひと通り揃っていますし、
外で働くから、在宅で働くにシフトチェンジして、
そこから起業家になる人も増えてきました。

これだけ目まぐるしく変わる時代だからこそ、
人は確実に安心するモノや答えを求めているモノを
買う傾向があります。

それが証拠に…
人は「なにを買うか」が減って、「なぜ買うか」と
いう買う意味や答えを知りたがっている人が増えた

からです。

人が買う意味や理由を創るためにも…
「それはなにか」(WHAT)ではなく「なんのため
に存在するか」(WHY)、存在の意味を中心とする
構成が必要なっています。

"新たな意味を捉えたコンセプト"が機能するには、
大きく3つの役割が必要です。

1つ目は、独自の判断基準をつくる

なにかをつくりあげる作業は無数の意思決定の
連続です。
その際、あなたのコンセプトには他にはない独自の
判断基準が必要です。これがない場合、意思決定の
ときに周りに振り回されて、どれも同じになります。

2つ目は、一貫性を与える

つくるもの全体に一貫性を与えることです。
大きな方向性や細かな決定に至るまで。
その理由は、一貫性を欠いたモノはどこかで
「ちぐはぐ」な印象を自分も顧客にも与えるからです。

3つ目は、対価の理由になる

顧客が対価を払う理由になるということです。
「人々が欲しいのは1/4インチドリルではない。
彼らは1/4インチの穴が欲しいのだ」という言葉が
あります。モノ自体ではなく、モノが存在する意味
を捉えたコンセプトは、顧客がお金を払う理由にも
なるからです。

大きな3つの役割は、コンセプトの「価値(意味)の
設計図」として役に立つはずです!

—————————

まとめ

ちょっと難しいかったですか?
僕自身もコンセプトについて学ぶと、まだまだ
知らないことが多いと痛感しワクワクしました。

コンセプトとはなにか?それは…
"なんのために存在するのか"と示す言葉です。

「〇〇のために存在します」という熱い想いを
言語化して相手にも伝えることで、買う意味が
生まれてきます。

コンセプトと学んで思ったのは、奥深い!面白い!
が正直な感想です。

最後まで読んでいただきありがとございます。少しでも、参考になった!共感できた!と、思った方はぜひスキ・フォロー・コメントお願いします。

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