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【無料記事】ただただ一人【阿久津翔太】


皆さんの夢はなんですか?

あるいは、皆さんの夢はなんでしたか?

ということで(?)、6月2日の麻雀最強戦2024 最強の遺伝子に内川幸太郎プロ推薦で出場させていただく日本プロ麻雀連盟の阿久津翔太(あくつしょうた)です!

最強戦についてのnoteも書いてますので、読んだことのない方はぜひ読んでいただけたら嬉しいです!

今回は内川さんが推薦した阿久津翔太ってどんな人なんだろうって方向けにあれやこれやを書いていきたいと思います!

【6歳の夢】

最初に書いた夢の話なんですけど、僕は6歳の時に麻雀を覚えて、その時に麻雀プロになろうと決めて、道徳とかで使う『こころのノート』の将来の夢の欄に麻雀プロって書いていました。

今思うと担任の先生はびっくりですね笑

野球を好きになった少年がプロ野球選手を夢見るのと同じような感じでした。

母親の仕事先のお客さんたちと麻雀したり、父親に連れてもらって麻雀格闘倶楽部で遊んだりと、麻雀を打つことを楽しみに過ごしていた小学生時代でしたが、周りのクラスメイトには麻雀を知っている人すら全然いなくて、

「こんなに麻雀は面白いのにみんな知らないなんてもったいない!」

と思い、プロになって麻雀を広めたいという気持ちが強まりました。

中学、高校の間にメンチンの練習をしたり、プロテストの過去問を解いたり、麻雀店で働く時用に洗牌の練習したりと色んな準備をして、同じ部活仲間に麻雀を教えて放課後に集まって麻雀したりしつつ…

高校卒業後すぐにプロテストを受けるつもりでしたが、初めて働いた麻雀店で世の中には自分よりも遥かに強い人がいるということ、まだまだ自分は強くなれるということを知り、2年間ひたすら打ち込んでからプロテストを受けて、21歳になる年で日本プロ麻雀連盟に入会しました。

プロになる前もなってからもめちゃくちゃに麻雀ばっかりやり続けた人生なので、多少の自信もあり、とにかく早くA1リーグまで駆け上るんだとリーグ戦に挑んでいきました。

【逃したチャンス、訪れたチャンス】

1つ目の転機はプロになってから2年目、特別昇級リーグで優勝した時です。

特別昇級リーグで優勝するとB2リーグにいけるのですが、同時並行のリーグ戦でマイナスしてしまうと特別昇級の権利が消えてしまうという制限があり、そのリーグ戦でマイナスしてD1リーグからB2リーグへの4段階昇級を逃しました。

一生懸命やればまたチャンスがやってくると信じつつも、やはり気持ちへの影響は大きく、色々あってプロを辞めようと思ったこともありました。

今では同じリーグで戦っている山田浩之プロと色々話す時間をいただいてプロを続けることを決め、再び頑張ろうと前を向いてからしばらくが経ち、若獅子戦という新しいタイトル戦が開催されることになりました。

30歳未満の男性が参加できるタイトル戦で(女性は桜蕾戦)、優勝するとC1リーグに特別昇級できるということでこのチャンスは逃すわけにはいかないと、全力で挑み、第1期の若獅子戦を優勝することができました。

ちなみに優勝した後にキンマウェブの方で書かせていただいた記事のリンクはこちらです!

優勝した翌日にサクラナイツの練習会に参加させていただき、それから何度か参加して色んな思考を吸収していきました。

内川さんとはそこだけではなく連盟のスタジオでも会うので色んな話を聞いたり学んだりしています。

ちなみに堀さんには「それは全然鳴かないほうがいいね」って500回ぐらい言われた気がしますが全然鳴く手が止まりません。

なかなか変われないのが、『人間』と『一手替わり一気通貫』なんですよね………

【自分にとっての『麻雀』】

それから紆余曲折を経て、今はA2リーグで戦っています。

「あなたにとって『麻雀』とは何ですか?」

と、ありきたりの質問をされたとしたら、

『人生』というありきたりな返答をするでしょう。

僕にとってこの返答はあまり良い意味ではありません。

麻雀しか無いんです。
僕には。

両親はそれぞれ別の人と再婚し、元々兄弟もいませんし、恋人がいるわけでもなく、ただただ1人、自分だけの、自分のための人生です。

自分が決めた麻雀という道から外れることは今までの人生の全てを失うようなものです。

若獅子戦を優勝してから色々な仕事や様々な機会をいただきました。

今では実況もやり、解説もやり、立会人もやり、スタジオのスタッフもやり、プロテストや育成会のお仕事も担当しています。

それは非常にありがたいことで全ての仕事に全力を尽くしていますが、時々自分が何をしたいのか、何になりたいのか分からなくなる時があります。

Mリーグなどで活躍している方々を見ていると、自分はスターになる側の人間にはなれないかもしれない、でもそんなスターやこれからスターになる人を支えたり、力になれる存在になりたいって思っていました。

だから今回の最強戦のお話が来た時は本当にびっくりしました。

他の誰かじゃない、自分が輝くために麻雀を打つ。

それはきっと内川さんが望んでくれていることであり、視聴者や応援してくださってる方々が望んでいることであり、6歳の時の自分が望んでいたことなのかもしれません。

子供の頃の夢を追い続けられる人生というだけで、僕は幸せ者なのかもしれません。

この最強の遺伝子を勝ってファイナルに進み、そして優勝する。

今度はそんな夢を、皆さん僕と一緒に追ってくれませんか?

その過程と内容を最高に面白いものにできるように、全力をぶつけていきますので応援していただけたら嬉しいです!!!

最後に余談ですが、

こんな感じで、A2リーグ毎節終わるたびに気合いで牌譜作って牌譜検討配信しています!

連盟のリーグ戦は一発裏無しのルールで考え方とか色々一発裏ありとは違う部分もありますが、一発裏無しの牌譜検討やってる人はなかなかいないと思うので、興味ある方はぜひ見に来てください!

では、最後まで読んでいただきありがとうございました!またお会いしましょう!

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