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燃える監督 ―赤坂ドリブンズ再生の軌跡Vol.5 越山剛「ドリブンズが連闘しない理由」

初年度優勝を果たすも、その後は不振が続く赤坂ドリブンズ。 今季、新メンバーを迎え新体制で優勝を目指すチームを、渦中の越山監督が語る――。

──前回の取材(2023年12月14日)から1ヵ月ほど経ちまして(取材日:2024年1月17日)、ポイントは少し減り、今が256.9ポイントの3位という状況です。

 1ヵ月で40弱のマイナスであれば、ほとんど動きがないと言えますよね。今の段階ではボーダーとの差をす意識していて、そちらは1ヵ月前と比べると少し開いているので、その意味では多少安心できるところはあります。

 今は6位と7位のチームの差が250くらいあって、8位9位のチームは6位のチームだけをなんとかする、というふうにはならないでしょうけど、4位くらいまでのチームはターゲットにされにくくなると思うので、最終盤までは目の前の試合でポイントを積み重ねることに専念する感じです。

 ただ、年明けからラスこそないものの3着の試合が続いていて、負けが込むといやな雰囲気になるのは何年もやっていて分かっているので、早く取り返したい、というのはあります。 

──チームとしては、序盤に苦戦したたろう選手がかなり巻き返していて、うまく助け合いながら戦えている印象を受けます。

  それはありますね。園田、太は安定しているし、あとは浅見にマイナスを挽回してもらえれば、みたいなところはあります。ただ、機会はあくまでもその選手の期待値を見てフェアに与えることがドリブンズの基本方針としてあって、一人の選手のために他の選手の出場機会を割くわけにはいかないので、おそらく彼女もあと5試合前後の起用になると思いますが、そこでチャンスを生かしてほしいなと。

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