見出し画像

よもやま話 7/15 妄想力を鍛えると人生楽しい

【きょうのよもやま】

 どうでもいいんですけど、前回のよもやま、日付が7/23になってましたね。わたし、未来を生きてる! 未来で待ってる! みたいな。
 面白いからそのままにしておきます。てへぺろ。

 さて。

 以前とても親しくさせていただいていた女性が、某直木賞作家のお弟子さんでした。彼女はとても破天荒で面白い人だったのですが、その話はまた今度。

 その方から教えてもらった話があるのですが、某作家さんから出された課題に、《想像力を鍛える》というレッスンがあり、ふと目に留まった人の「人生」「生活」「感情」を想像するというものでした。

 電車に乗って、幸運にも座れた。ふと向かいを見ると、女性が座っている。髪型はロング。艶はある。ということは、日常的にお手入れをしている。年齢は自分と同じくらい。服装は、とてもカジュアル。この時間帯に乗っているということは、普通の会社には勤めていなそう…。表情が明るいので、少し楽しそうに見える。いいことがあったのかもしれない。

視線を移す。

 その隣には少しぎこちなそうな距離感の若い男女が会話している。この距離感とスーツという恰好、見た感じ若そう。新入社員の同僚ってところかな? みたいな。

 そこから想像(妄想)が始まります。

 この男性の方が、この女性の方に好意を持っている、が、女性はただ愛想を良くしているだけ。なぜなら女性は心に秘めた相手(女性)がいるから…その名はまちこさん。(違)

 まあそんな感じで、勝手に妄想を広げていって、頭の中にストーリーを作っちゃうってことです。楽しそうな奥様方がいたら、その奥様方の背景を妄想(あえて妄想と書きます)。これはなかなか楽しいのと、頭の体操になる…ような気がします。

 接客業に携わる人なんかはとても有効だなと思います。

 例えば、態度の悪いおじさまがいました。なんでこんなに態度が悪いのかしら。そう、ヨシオ(仮)にとってその日、最低最悪な一日だった。ヨシオ(仮)の人生は産まれてから今まで、常に幸せだった。かわいい彼女と結婚して30年。子宝にも恵まれた。
 今日だって幸せだったはずだったのだ。しかし、今の気分は最悪だった。なぜなら朝、娘がヨシオに言ったのだ。「お父さん、今度会って欲しい人がいるの」

……みたいな感じでストーリーを作っちゃうんです。

 すると、急に目の前の態度の悪いヨシオ(仮)に親近感がわき、ヨシオだってそういう日もあるよね、許してあげる、だって私は菩薩だからね(?)なんて急に心の広い気分になれちゃったりします。

 あ、この自分設定もとてもおすすめです。「きょうの私は菩薩。仮の姿で困難にあえぐ人間たちを救いに来た菩薩」みたいな設定です。大丈夫、口にださなきゃいいんです。大丈夫。(大事なことなので二回書きました。)

 目の前の人がたまたま機嫌の悪い人だった。それが全くの知らない人じゃなくて、知人や友達だったら、自分を責めちゃうような優しい人がこの世にはたくさんいると思います。

 「自分が何かをしたのかもしれない」
 「自分のせいで相手の機嫌を損ねたのかもしれない」

 そんなときも妄想と自己設定が有効な気がします。

 たまたま、相手の機嫌が悪かっただけで、自分はもらい事故をしただけ。相手の人生や気分なんて所詮自分には分かりません。
 なので、気にするだけ無駄だったりします。放置してたらいつの間にか何事もなく接してくるもんです。この世の日々のアクシデントのほとんどはもらい事故。ならばそれらを逆手にとって妄想して想像力を鍛えつつ、楽しんじゃいましょう。

 苦手なあの人、めんどくさいこの人。じゃあその人たちをおもちゃに今日は妄想するか~っておもちゃにしちゃうと、なかなか面白いです。

ていうのが今日のいいたいことなんですが、伝わったでしょうか?(笑)

 年間一万人くらいと会話する機会があると、そりゃもう中には想像を絶するようなお方もいらっしゃいます。若いころはもらい事故に遭うたびに、そりゃ心が落ち込んだりもしましたけど。でも今はチャラへっちゃら(古)です。
 だって私には妄想力があります。そしてデフォルトで、「私は菩薩」という神設定があります。え?痛い? いや、口に出さなきゃいいんですよ。
 おすすめです。

 さて今日もレッツ妄想! 良い一日をお過ごしくださいね!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?