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【伝えるかどうか迷ったけど、伝えた話】

突然ですが、仲のいい人に、少し失礼なこと言われたり、傷つくようなことを言われたりしたら、相手に「傷ついた」と伝えますか?
仲のいい人にほど、言えなかったりしませんか?
例えば、私は全く仲が良くない人なんかに言われたら、むかつくだけで普通に傷はつかないのですが、(なぜなら、相手は私の人生に全く関係のないひとだから)
私の状況や性格を全て知ってくれてる上で、相手がおそらくその無邪気さで、失礼なことや傷つくようなことを言ってきたら、そうっと傷ついて何も言えずに終わることが多かったんですね。

で、つい先ほどの話。

相手がするっと「相手にとっては何気ないひとこと」なつもりで、「私にとってはすごく傷つくひとこと」を言ってきたのです。
それは、オンラインでのやりとりだったので、スルーすることもできたのですが、少し迷ったのですが、素直に「ごめん、ちょっと傷ついた」と伝えたのです。
そしたら、「うん、そう思った」と返ってきたのです。「伝えてくれてありがとう」とも。

今まで、何か言われたら言い返さないで、そうっと我慢してきました。
それはきっと、相手がそう思うのなら、そうなのだろうな、とむりやり納得させて、傷ついた自分とか、怒りを感じたこととか、自分の気持ちに蓋をしてきたわけです。

それは遡ると、親との関係から起因していたりします。

私が何を言っていても「子供が何を言っている」ということで一笑に付されたものでした。
目の前の子供が、傷つこうがなにしようが、子供が言っていることだから、ハハッ、何怒ってんの、ってあしらわれる。けっこうありますよね。

なのでいつの間にか、関係が近い人ほど、「言っても無駄だ、我慢する自分の方が大人なのだ」と思いこんできました。
でも、今になってそれが、人生の足をひっぱるようになってきました。
うまくそれができなくなっていると感じたのです。それは、まるで、ずっと見て見ぬふりをして、蓋をしていた自分の傷ついたという感情が、長年蓄積されて、もうこれ以上無理ですと、叫んでいるような…。つまり、怒りっぽく、傷つきやすくなっていると感じたのです。
これでは人間関係は一見円滑かもしれませんが、自分が疲弊してしまいます。

そこで、今回、このようなことが起こって、「相手に傷ついたということを伝える」というチャレンジの機会を与えられたと感じたのです。
相手に嫌な思いをさせるかもしれない、心の優しいひとほどそう思うでしょう。
そうして、「自分ががまんすればいい」と、心を抑えてしまうでしょう。でもそこから一歩すすんで、「私はその発言で悲しくなった」と伝えてみるのもいいかもしれないです。
そこで嫌われるだの避けられるのであれば、それは仕方がないのです。
手放せば、新しいものが入ってくるものです。
それより、相手に「こういえば相手は傷つく」と教えた方が、愛なんじゃないかなと。
自分にも相手にも結果いいのではないかなと、そう信じたわけです。
さて、こんな感じで日々、トライ&エラーの繰り返しをしています。
なんだか楽しい話題も提供したかったのですが、どうも、こんなくそまじめな話になってしまいますね。

すこしずつ、自分の感情を相手に伝える練習をしている、今日この頃です。

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