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「日立建機ホイールローダ」制作記①…除雪業者さんへの敬意を込めて

 noteの世界のみなさん、こんにちは。きんぐじょーです。前回の記事「出雲大社造営記」は少しマニアックかな?と思っていましたが、思っていた以上に「スキ」が増え、「つくってみた!」にも加えていただき…。ありがたく、うれしく思っています。これまでは、過去につくったキットについて書いてきましたが、今回は直近の制作の様子を書いてみようと思います。なかなか作業そのものが進まないため、公開ペースが遅くなりそうですが、お付き合いいただけるとうれしいです。それでは始めます。

鮮やかな操縦技術に見入る冬

今回取り組むキットは、ハセガワさんの「 1/35 建機シリーズ 日立建機 ホイールローダ ZW100-6」です。少し説明が長くなりますが、こいつにチャレンジする「動機」についてふれておきたいと思います。

私は北海道・札幌市内に住んでいるのですが、ご承知の通り、この時期は、それなりに雪が降り、そして積もります。マンション住まいですが、マイカーは屋外駐車なものですから、雪が相当に積もったときには除雪スコップで車を〝掘り出す〟という作業をしなくてはなりません。これがなかなかの重労働。
ただ、マンション敷地内の車路は除雪業者さんがローダで「ガガガガ」と除雪してくれます。住人が車で出かけて空いた駐車スペースがあると、車と車の間にローダを滑り込ませ、キレイに雪を掻き出してくれたりもします。その操縦技術の鮮やかなこと。ついつい、じーっと見入ってしまいます。

その私、プラモ制作を再開させた後、ハセガワさんの建機シリーズの「日立建機双腕仕様機アスタコNEO」「ヤンマートラクターYT5113A」というキットを作っています。

トラクターとアスタコ。サイズ感が分かるようにデザインナイフも置いてみました。

スケールサイズが35分の1なので、組み上げてもせいぜい全長15センチくらいなのですが、細かいパーツが数多く、なかなか楽しませてもらいました。同じシリーズで「ローダ」がキット化されているのも知り、「あの除雪する重機と同じ型だよな。いつかは作ってみたいな」と思っていました。

で、冒頭に書いたように、今冬は特に雪が多く、例年以上に除雪業者さんにはお世話になっている気がしていた私。スターウォーズシリーズの制作に少し飽きたこともあって、「よし、この冬こそ、あれを作ってみよう。んで、本物のローダーをバックに、完成したプラモを写真に収めてみようじゃないの」と。そんな、よく分からない思いに至ったわけです。目標は「雪が消えるまでには!」

たくさんの細かいパーツと御対面

例によってAmazonをポチッとして待つこと数日。届いたのがトップに置いた箱絵のキットです。パーツはやはり細かくて数もそれなりに多い。今回も老眼との闘いとなること必至です。

細かいなぁー、多いなぁ~

さて制作開始。今回はバンダイさんのキットではないので、接着剤を使っての組み立てです。説明書に従って、まずは「操縦席」部分(いろんなレバーとかスイッチが並び運転席というより操縦席と呼びたい)から。

操縦席の部品を切り出し、そこそこにヤスリがけ。エアクラフトグレーに塗装するパーツが多いので、エアブラシでまとめてシューッと。ところどころのゴム部分には「半つや消し黒」を筆塗りでチマチマと。操縦席の床も同じ半つや消し黒に塗りますが、ここは面積も狭いので、平筆でささっと塗ってしまいました。

操縦席の床(台座)部分はこんな感じ。座席や計器パネルの取り付け前


「ミリ単位」極小デカールvs老眼!

ここでいったん組み上げを終えて、操縦席の「インストルメントパネル」回りなどのデカール貼りに着手。「アスタコ」を作ったときもそうでしたが、この重機シリーズは、メーターなど計器類の表現のために微細なデカールが用意されています。これがまた小さい小さい…。プラモ作りを始めてから購入した、眼鏡に装着できる「拡大レンズ」がないと絶対にこの手の作業は無理です。

愛用の拡大レンズ。眼鏡につけたままパタパタ出来るので重宝してます。

例えば、「スピードメーター」のデカールは10ミリ×5ミリ程度。これを切り抜いて水に浸し、ピンセットでつまんで破れないよう気をつけながら、デカール軟化剤なんかも使いつつ、所定の位置にピタッと収まるよう貼り付けていきます。その脇にあるインジケーターランプみたいなのは、もっと小さくて2ミリ×5ミリぐらい。これくらいのデカールがたくさんあります。

右隅の47番のデカールを切り抜いて操縦パネルに貼付…細かいのなんの

老骨ならぬ〝老眼にむち打って〟の作業ですが、上手に貼れたときの小さな達成感が、この作業の楽しいところでもあります。切っては貼り、貼ってはパーツを接着…をちまちまと繰り返し、操縦席部分は無事完成となりました。

微細デカールのおかげ。それなりの仕上がりに

キリのいいところで、制作記初回はここまでに。続編の公開に向けて制作を進めたいと思います。読んでいただきありがとうございました。(続く)


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